今回、純正ケースも借用したので、こちらも試してみた。ケースの作りとしては、Pixel 9 Pro Foldのものから大きな変更はないようだ。
Galaxy Z Fold 7のケースでは、カバーディスプレイ側の保護をあきらめているものが多いが、Pixel 10 Pro Foldの純正ケースではしっかりとカバーされている。電源とボリュームボタンはむき出しとなるが、電源に指紋センサーを内蔵している都合上、仕方がない部分だろう。
なお、カバーディスプレイ側はケースの縁が盛り上がっているが、インナーディスプレイ側はほぼツライチだ。こちらも閉じるという構造上、仕方がないのだろうが、開いた状態で画面から落としてしまった場合には保護は期待できないだろう。
タブレット代わりになるといっても、ほぼ正方形のアスペクト比には癖があり、エンタメ用途には少々使いづらいところがある。どちらかという、大画面で資料を確認したり文章を作成したりするようなビジネス寄りの使い方の方が向いていそうだ。
価格も高く、誰にでもお勧めできるモデルではないが、普段から資料確認のためにタブレットを持ち歩いている人や、フリック入力が苦手なので、両手で抱えてQWERTYキーボードで入力したいという人には便利に使えるはずだ。使い方によってはノートPCの出番を減らせるかもしれない。
どのような使い方ができるか、試行錯誤するのも折りたたみデバイスの醍醐味(だいごみ)だと感じられるのなら、ぜひ一度試してみてほしい。
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