続いて、公式アクセサリーもチェックしておきましょう。まずはバンパーとストラップです。iPhone 4や4Sの時代を知っている人はバンパーを懐かしいと思うかもしれませんね。
バンパーは見た目も独特で、本体の美しさを隠したくない人には合っていると思います。ですが、背面がカバーされないのと、側面が通常のスマホぐらい厚くなるのが(元が極薄なだけに)惜しいです。自分ならサードパーティーのミニマルなケースと比較しながら検討すると思います。
ストラップは2点吊りで安定して掛けることができ、かなり体が大きい人でも大丈夫なほど、長くも短くも調節できます。ストラップ同士がほんのり磁石でくっ付いていて、短く調節した場合にもぴったり綺麗に見えます。
ストラップホルダーは細いひもを穴に通すタイプです。普通といえば普通ですが、プレミアム製品でここが普通でよかったのかは、疑問が残ります。
ストラップはホックで留まるようになっていて、付け外しは容易です。ただし、取り外した状態ではストラップホルダーは端末側に残るので、あまり綺麗な見栄えにはなりません。
MagSafeで装着して充電できる専用バッテリーも販売されています。手元でバッテリーが切れかけたiPhone Airに装着してみると、1時間10分ぐらいで68%充電することができました(公式には65%充電可能)。
iPhone Airにのみ互換とされていますが、手元の他のモデルで試すと動作自体はしているようでした。とはいえ他のモデルではカメラの出っ張りに干渉して装着できない場合も多そうで、Air専用品と割り切って購入するのでなければ、汎用(はんよう)性に配慮したサードパーティー製を検討するのがよさそうです。下の写真はPixel 10 Pro XLに装着したらピッタリすぎてびっくりした例です。
性能もチェックしておきます。
Geekbench 6でシングルコアは3627点、マルチコアは9245点、AnTuTuベンチマークでは約183万点でした。
この機種に引かれる人がゲーム用途を重視しているかは別として、処理が重いゲームも十分にできる性能です。また、ベンチマークテストなどでチップをぶん回していると、カメラバンプの中央あたりが輻射熱を感じるほどに熱くなります。
逆に、このあたりに触らなければ熱を感じにくいです。暑い日にせわしなく使っていても生暖かく感じづらく、不快感が少ないのは気に入りました。
「iPhone Air」が放つ圧倒的オーラの正体に迫る 実機で確かめて分かった驚き
Appleが「iPhone」のラインアップを”静かに”再編 進むエコシステムの強化
2025年「新型iPhone」の選び方 主にカメラ視点でチェックして分かった違い 撮影サンプル多数
見た目がほぼ変わらない「Pixel 10」シリーズは実際何が変わった? 試して分かった「Pixel 10 Pro XL」の真実
「フラッグシップスマホ」に疲れて「iPhone 16e」を買った話Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.