Bluetooth対応ゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud III S Wireless」を試す(2/3 ページ)

» 2025年11月11日 15時00分 公開
[山本竜也,ITmedia]

接続方式とバッテリー性能は?

 2.4GHz接続で利用するUSBドングルは、USB Type-C仕様だが、USB-C to Aアダプターも付属されている。

photo 付属のUSBドングル。本体はUSB Type-C仕様だが、USB Type-C to Aアダプターも付属する
photo 付属物一式。USBドングルのほか、USBケーブル、収納用のポーチが付属する

 2.4GHz無線を利用した場合でも、特に低遅延といった特徴はうたっていないようだが、面倒な設定などは必要なく、USBポートに接続するだけでヘッドフォンが利用できるのはやはり便利だろう。

 ノートPCやポータブルゲーム機、デスクトップを使いわけている人には助かるかもしれない。なお、日本HPのゲーミングノートPC「OMEN」シリーズの一部モデルでは、USBドングル不要でHyperX Cloud III S Wirelessと2.4GHz接続できるとのこと。

 バッテリー駆動時間は2.4GHz接続では最大120時間、Bluetooth接続では最大200時間となっている。少しでも充電の手間を省きたい人はBluetooth接続の方が良さそうだ。Bluetooth接続のコーデックはSBCとAACに対応する。また、2台同時接続のマルチポイントも利用できた。

アプリ対応状況と制限事項

 ただし、現状ではBluetooth接続には制限がある。HyperX Cloud III S Wirelessはコンパニオンアプリでイコライザー設定などができるが、これを利用できるのはUSBドングルを使って接続した場合に限られる。Bluetooth接続では、そもそもアプリ上でデバイスを認識してくれない。

 アプリに関しても、従来の「HyperX NGENUITY」ではなく、「NGENUITY beta」を利用する必要がある。HyperX NGENUITYではUSBドングルを使っても認識しない。

photo 従来版のHyperX NGENUITYの設定を開くと、HyperX Cloud III S WirelessはNGENUITY betaを使用するよう記載がある

 また、NGENUITYはWindows版の他、スマートフォンアプリ(Android/iOS)もあるが、現状ではHyperX Cloud III S Wirelessでは利用できない。もちろん、Bluetooth接続のヘッドフォンとしては利用できるが、イコライザー設定などは行えないので注意してほしい。ちなみに、Mac向けのアプリは用意されていない。

アプリの機能と設定項目

 NGENUITY betaアプリでは、マイクのボリュームや、自身の声を聞けるマイクモニタリングの有無や音量を調整可能。このほか、イコライザーの設定も行える。

photo アプリでは、マイクボリュームやマイクモニタリングの設定も可能。イコライザーの使用有無も選択できる

 ただ、イコライザーはプリセットが用意されておらず、自身で細かく調整する必要がある。できれば低音強化、音声強化などいくつかのプリセットを用意しておいてほしかったところだ。アプリ自体がまだβ版という扱いなので、今後に期待したい。

photo イコライザーはプリセットがなく、10個のスライドバーを調整するタイプ。慣れていないと細かい調整はむずかしい

 アプリ上では空間オーディオに関する設定として、「EXPERIENCE」と「DISTANCE」の2つが用意されている。FPSゲームを行う場合は、EXPERIENCEのスライドを「Performance」寄りにすると方向感や音の定位が強化される。ストーリー重視のゲームや映画では、「Immersion」に寄せると、臨場感が増すとのことだ。DISTANCEでは、サラウンドスピーカーの位置感を遠くにしたり、近くにしたりできる。

photo 空間オーディオには、ゲーミングらしい設定も用意されている

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