そして本製品にはもう1つ、パーティションに引っ掛けるという第3の設置方法が用意されている。付属のフックをパーティションの上部にかけ、180度折り返した本製品のスタンドをそこに引っ掛けることで、本体が宙に浮いた状態をキープできる。
前述のアームは、設置にあたって少なからず奥行きを取るのに対して、この設置方法は背後のパーティションにピッタリ寄せて設置できるため、奥行きを節約できるのが最大の利点だ。ただし角度調節は不可能なので、利用シーンは限られる。むしろPC作業よりも、デジタルサイネージ的な役割で使う場合に向いているかもしれない。
ちなみに一般的なディスプレイは端子類が背面にあるため、このようなパーティションに寄せての設置では背面に突き出たケーブルが邪魔になるが、ポートやボタン類が側面にある本製品はそうしたことはない。本製品の特性を生かした設置方法と言っていいだろう。
以上の3つの設置方法を選べる本製品だが、特筆すべきは組み換えの手間がかからないことだ。ディスプレイアームを使う場合も、パーティションに引っ掛ける場合も、本体に何らかのアタッチメントをネジ止めしたり外したりする必要はなく、背面キックスタンドを折りたたみ、引っ掛けるだけで設置が完了する。この手軽さは特筆ものだ。
こうした特徴からも分かるのは、本製品は決して設置方法を3択から選ぶのではなく、ふだんはディスプレイアームもしくはパーティションフックを用いてオフィスなどで据え置きで利用し、必要な時に外部に持ち出すという、2WAY利用が前提ということだ。これならば、ワンタッチで取り外せ、また分離後も単体で自立しうるという特徴が生きてくる。
なお本製品はこのサイズゆえ、外出先に持ち出すのは厳しいが、なぜ取り外して使えるかというと、オフィスの自席から会議室やミーティングルームに移動させて使ったり、普段は家庭内で自分の部屋で使い、家族とともに動画を見る場合はリビングに持ち出したりするといった使い方を想定しているからだろう。付属品に保護ケースやポーチ類がないことからして、オフィス内/宅内の移動を想定しているのは明らかだ。
本製品は27型というビッグサイズながら、USB Type-Cケーブル1本での駆動にも対応する。あくまでPC側の出力次第とはいえ、条件が合致すればこういった使い方が可能なのは面白い。今回筆者が検証に使ったノートPCも、基本動作はUSB Type-Cケーブル1本で行えたので、利用に当たってはまずACアダプターなしで使えないか、まずは試してみるとよいだろう。
また、本製品はパススルー給電にも対応している。最大出力は70Wとされており、試したところノートPC側からは60Wの電源に接続されていると認識された。これだけの電力を供給できていれば、多くのノートPCに接続して利用できるはずだ。
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