モバイルディスプレイなのに27型のビッグサイズ! ディスプレイアームも付属しマルチな設置に対応した「ASUS ZenScreen MB27ACF」を試すモバイルディスプレイの道(3/4 ページ)

» 2025年11月17日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

パーティションに引っ掛けの利用は?

 そして本製品にはもう1つ、パーティションに引っ掛けるという第3の設置方法が用意されている。付属のフックをパーティションの上部にかけ、180度折り返した本製品のスタンドをそこに引っ掛けることで、本体が宙に浮いた状態をキープできる。

 前述のアームは、設置にあたって少なからず奥行きを取るのに対して、この設置方法は背後のパーティションにピッタリ寄せて設置できるため、奥行きを節約できるのが最大の利点だ。ただし角度調節は不可能なので、利用シーンは限られる。むしろPC作業よりも、デジタルサイネージ的な役割で使う場合に向いているかもしれない。

 ちなみに一般的なディスプレイは端子類が背面にあるため、このようなパーティションに寄せての設置では背面に突き出たケーブルが邪魔になるが、ポートやボタン類が側面にある本製品はそうしたことはない。本製品の特性を生かした設置方法と言っていいだろう。

ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA 付属のパーティションフック。最大で約150mmの高さ調節に対応する
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA まず、写真のパーツをパーティションなどに引っ掛ける。厚みは上部のネジで調整する
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA ディスプレイ背面のスタンド部を上方向に折り畳み、それをフックに掛ける
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA パーティションに掛けた状態で使用できる。角度調節はできないものの最小限の奥行きで設置可能だ

組み換えはスマート オフィス内や宅内の移動に便利

 以上の3つの設置方法を選べる本製品だが、特筆すべきは組み換えの手間がかからないことだ。ディスプレイアームを使う場合も、パーティションに引っ掛ける場合も、本体に何らかのアタッチメントをネジ止めしたり外したりする必要はなく、背面キックスタンドを折りたたみ、引っ掛けるだけで設置が完了する。この手軽さは特筆ものだ。

 こうした特徴からも分かるのは、本製品は決して設置方法を3択から選ぶのではなく、ふだんはディスプレイアームもしくはパーティションフックを用いてオフィスなどで据え置きで利用し、必要な時に外部に持ち出すという、2WAY利用が前提ということだ。これならば、ワンタッチで取り外せ、また分離後も単体で自立しうるという特徴が生きてくる。

 なお本製品はこのサイズゆえ、外出先に持ち出すのは厳しいが、なぜ取り外して使えるかというと、オフィスの自席から会議室やミーティングルームに移動させて使ったり、普段は家庭内で自分の部屋で使い、家族とともに動画を見る場合はリビングに持ち出したりするといった使い方を想定しているからだろう。付属品に保護ケースやポーチ類がないことからして、オフィス内/宅内の移動を想定しているのは明らかだ。

ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA 背面のクイックシュー。これを取り付けたままにしておけばアームへの着脱も自在だ
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA アーム側に取り付けるには、溝に合わせて上方向からスライドさせる
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA 取り付け完了。外す場合は両側面のボタンを押しながら上へとスライドさせる

 本製品は27型というビッグサイズながら、USB Type-Cケーブル1本での駆動にも対応する。あくまでPC側の出力次第とはいえ、条件が合致すればこういった使い方が可能なのは面白い。今回筆者が検証に使ったノートPCも、基本動作はUSB Type-Cケーブル1本で行えたので、利用に当たってはまずACアダプターなしで使えないか、まずは試してみるとよいだろう。

 また、本製品はパススルー給電にも対応している。最大出力は70Wとされており、試したところノートPC側からは60Wの電源に接続されていると認識された。これだけの電力を供給できていれば、多くのノートPCに接続して利用できるはずだ。

ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA ノートPCのUSB Type-Cポートの出力が大きければACアダプターレスで、USB Type-Cケーブル1本で駆動する。ただしその場合も画面の明るさは制限される
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA パススルー給電にも対応する。ノートPCからは、60Wの電源に接続していると認識された

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月07日 更新
  1. デルのノートPCブランド「XPS」が復活 市場の声を受け1年で異例の方針撤回、新モデルは“タッチセンサー”も廃止 (2026年01月06日)
  2. PLAUDやNottaのライバルとなるか? 画面付きでUSB Type-C直挿しできるAIボイスレコーダー「TALIX & DingTalk A1」の完成度と“アプリの壁”を検証 (2026年01月05日)
  3. Intelがモバイル向け「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」を正式発表 搭載製品は1月27日(米国太平洋時間)から順次出荷 (2026年01月06日)
  4. AMDが最大60TOPSのNPUを備える「Ryzen AI 400シリーズ」を発表 動作クロックを引き上げた「Ryzen 7 9850X3D」も追加 (2026年01月06日)
  5. ワイヤレスでもハイレゾ級の高音質を実現する「Edifier M60」がセールで21%オフの1万8980円に (2026年01月05日)
  6. 2026年のPC市場は「茨の道」か メモリ枯渇と価格高騰が招く“二極化”のシナリオ (2026年01月05日)
  7. 10Gbps回線の性能をフルに発揮させるWi-Fi 7対応ルーター「NEC Aterm AM-7200D8BE」がセールで2万6590円に (2026年01月06日)
  8. 140W給電、Thunderbolt 5対応など14-in-1の「Anker Prime ドッキングステーション」がセールで1万円引き (2026年01月05日)
  9. 注目は「キーボードPC」!? HPのコンシューマー/ビジネス向けPCに新製品 (2026年01月06日)
  10. ASUSがバーチャルイベント「Dare To Innovate」で最新ゲーミングPCを一挙発表 “コジマプロダクション”コラボ仕様のPCや周辺デバイスも (2026年01月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年