モバイルディスプレイなのに27型のビッグサイズ! ディスプレイアームも付属しマルチな設置に対応した「ASUS ZenScreen MB27ACF」を試すモバイルディスプレイの道(4/4 ページ)

» 2025年11月17日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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分かりやすいOSDメニュー

 最後になったが、OSDメニューについても見ていこう。操作は本体右側面の4つのボタンを使って行う。ボタン数は必要十分なのだが、押し込む感触がかなり固めなのと、押してから反応するまで若干タイムラグがあり、操作にやや手間取る。とはいえメニューのUIおよび階層構造は分かりやすいので、使っていて迷うことはない。

 なお、多くのモバイルディスプレイのOSDメニューでは、音量調整と明るさ調整については、メインメニューを経由せずに操作できるショートカットが用意されているが、本製品についてはデフォルトでは明るさ調整のみだ。カスタマイズして音量調整など別の役割を割り当てることも可能だが、いずれにせよ1つしか設定できない。この点はややマイナスだ。

ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA 操作は本体右側面の4つのボタンを使って行う。ボタンの感触はかなり固めだ
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA MENUボタンを押すと、まずは選択肢が表示される。ワンクッション入るのは独特だ
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA メインメニュー。階層構造は一般的で分かりやすい
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA メインメニューを経由せずに操作できるショートカットは1つのみ。デフォルトでは「明るさ」が設定されている
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA ショートカットの割り当ては変更できるものの、音量調整と明るさ調整という利用頻度の高い2つのメニューの片方が呼び出しにくいのはやや不便だ

 この他、本製品は専用ユーティリティー「DisplayWidget Center」を使うことで、マウスを用いての設定が可能になる。本製品をしばらくWindows PCにつなぎっぱなしにしておくと、このユーティリティーのダウンロードを促すダイアログが表示されるので、それに従って導入すればよい。

ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA 「DisplayWidget Center」。本製品に接続したWindows PCから各種調整を行える
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA 画面分割などの機能も利用できる
ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA ショートカットも設定可能だが、これらは本体側ではできない設定だ

ユニークなコンセプトの製品ながら高い完成度

 以上のように、据え置きでも取り外して単体での利用も考慮した、汎用(はんよう)性の高い製品だ。これをモバイルディスプレイとして販売することには違和感がなくもないが、オフィスの中で持って移動するというニーズに対応する製品であることがユーザーにきちんと伝われば、響く人もいるのではないだろうか。

 個人的には、ディスプレイアームにもう少し長さがほしいと感じるが、仮にそうなった場合、ディスプレイを安定して保持するために、支柱の基部のフットプリントをさらに広くする必要がある。そうなると、より大柄になって設置場所に制限ができるのは明白なので、むしろ現状の仕様が最良のバランスなのかもしれない。

 もう1つ、画面サイズについては24型など、もう一回り小さくてもよいのでは? と当初思っていたのだが、バッグの中に入れて持ち歩くのが難しいという意味では24型でも27型でも大差なく、かといって19型以下ではデスクトップ利用時に小さすぎるという問題が出てくる。そういった意味で、この27型というサイズは理にかなっているのではないかと、実際に使ってみて感じさせられた。

ASUS JAPAN ZenScreen MB27ACF モバイルディスプレイ 大画面 2560×1440 WUXGA ベゼル幅は、上部と左右ともに7mmに収まっている。それゆえ、27型というサイズの割にボディーはコンパクトだ

 そんな本製品の実売価格は6万9800円だ。同じ27型で2560×1440ピクセル、IPS液晶採用のデスクトップ向けディスプレイは安いもので3万円前後から購入可能だが、本製品はディスプレイアームなどのオプションが標準添付されており、多彩な設置方法に対応することがプラス要因となる。

 万人に受ける製品ではないが、ハマる人にはかなりハマるはずなので、面白いと感じた人は継続してチェックしてみてはいかがだろうか。

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