準備が整ったところで、清掃を開始しよう。
アプリとの連携が済んでいれば、ロボット掃除機本体の電源/清掃ボタンを押した際にアプリ上でも清掃開始を把握できるようになっている。
清掃開始と同時に「クリーニングする部屋へのドアを開放してください。床のものを片付けてください」という趣旨のアナウンスが流れた……が、今回はいつもと同じように床にものが散らばっている状態で掃除を開始した。
椅子の脚の間が狭すぎたこともあり、Aqua10 Ultra Rollerが「入ったは良いがなかなか出られなくなった」という状況になって、椅子の位置を動かすという“手伝い”をしたものの、それ以外ではネコジャラシのような柄の細いものも上手に避けながら掃除をしているのが印象的だった。
家具の脚のキワや、壁際などを掃除する際には、回転ブラシや水拭きモップが本体から飛び出して、しっかりきれいにしていた。
セットアップ直後のAqua10 Ultra Rollerにとって「初めての清掃」ということもあってか、念入りに清掃していたのも印象深かった。
清掃の過程で「Active Binocular Obstacle Acoidance Sensor」(障害物を回避するための3Dセンサー)の間にあるLEDライトが明るく点灯した。掃除し終えたところを確認しにやってきた「しゅうと」のようで、ちょっと困惑してしまった残念ながら、筆者の自宅には段差がないため、“脚が生える”様子は確認できない……と思ったのだが、「ないなら作ればいい」と思い至り、ネコ用爪研ぎの台座部分を使って即席の段差を作ってみたところ、見事に脚が生えて、段差を乗り越えた。
加えて、段差の先がカーペットであると判断し、AutoSealローラーガードによって水拭きモップがカバーされ、カーペット(本当は爪研ぎの台座)を濡らさないようにしていた。
レビュー用として届いた時に、箱の大きさに驚き、開封してからはベースステーションとロボット掃除機本体の大きさに驚いたが、動作音は非常に静かだった。音は吸引掃除でも水拭き掃除でも変わりなく、特に水拭き掃除では「本当に動作しているの?」と掃除機の下をのぞき込んでしまうほどであった。
ロボット掃除機がベースステーションに戻り、ゴミの自動収集が始まったときにはそれなりの音がしたものの、数秒で終わった。モップの自動洗浄や温風乾燥での動作音も、これまでのどの全自動ロボット掃除機より静かだと感じた。拙宅の猫がその場を離れないほどであった。
床にものが落ちていても、上手に避けられること、段差があっても生えてくる脚で乗り越えられること、動作音が静かなことなどから、乳幼児のいる家庭や、音に敏感なペットのいる家でも問題なく導入できるのではないだろうか。もちろん、床に落ちているものを掃除する暇もないほど忙しい家では効果てきめんだろう。少なくとも、人が歩く部分のホコリやベタベタを掃除してくれるのだから。
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家にいる時間の長くなる今だからこそ、ラクして快適な空間をゲットするのはどうだろうか。
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