Samsung Displayは1月1日、世界初となる「V-Stripe(垂直ストライプ)」画素構造を採用した34型/360Hz駆動QD-OLEDパネルの量産を開始したと発表した。
従来のQD-OLEDパネルでは、サブピクセルが三角形に配置(トライアングル構造)されていたため、テキスト表示時にエッジがにじんで見えるという課題があった。今回のV-Stripe構造では、RGBのサブピクセルを垂直に並べることで文字の輪郭が鮮明になり、ゲームだけでなくドキュメント作成やコーディングなどのテキスト作業にも適しているという。
本パネルは21:9のウルトラワイド比率で、ピーク輝度は1300ニトとなる。16:9のディスプレイと比較して、21:9のアスペクト比では一般的に水平方向のピクセル数と処理データ量が増加し、同じリフレッシュレートであっても消費電力、発熱量、動作要件が増加する。左右のピクセル間で均一な信号タイミングを維持することも技術的に困難であり、高いリフレッシュレートの実現は難しかった。
同社の関係者によると、新しいピクセル構造を採用した高リフレッシュレートパネルの量産における最大の技術的課題は、有機材料の寿命短縮、発熱、輝度低下だったとのこと。「輝度面で優位性のあるQD-OLEDのトップエミッション構造に加え、有機材料の効率向上と設計最適化により、『V-Stripe』ピクセル構造、超ワイドアスペクト比、高リフレッシュレート、高輝度という4つの主要機能を統合した高性能ディスプレイの量産を実現した」としている。
新パネルは既にASUSTeK ComputerやMSI、GIGABYTE Technologyなど7社への供給が始まっており、搭載ディスプレイはCES 2026で各社から発表される予定だ。
Qualcommは1月5日、CES 2026において、産業用/組み込みIoT向けのプロセッサブランド「Qualcomm Dragonwing」から、新型SoC「Dragonwing IQ10」シリーズを発表した。
Dragonwing IQ10は産業用自律移動ロボット(AMR)やフルサイズのヒューマノイド(人型ロボット)向けに設計されたロボティクス専用プロセッサだ。エッジAI処理能力と電力効率を極限まで高め、「ロボットの頭脳」として複雑な推論や判断をリアルタイムで実行可能にする。
同社はこれを「Physical AI(実世界で動作するAI)」を実現するための基盤技術と位置付けている。会場では、AIロボット企業Figureとの次世代アーキテクチャに関する協業や、VinMotion製のヒューマノイド「Motion 2」(Dragonwing IQ9搭載)の展示なども行われている。
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