それでは外観チェックはこれくらいにして、各種ベンチマークテストを通じて実際のパフォーマンスを詳しく見てみよう。なお、今回手元に用意したM6 Ultraの主なスペックは以下の通りだ。
参考までに筆者が自宅Proxmox VEサーバとして運用しているミニPC(主なスペックは以下の通り)で計測した結果をあわせて載せている。
まずは3DレンダリングによってCPUの性能をテストする「Cinebench 2024」を実行してみた。結果は以下の通りだ。
こうして比較してみると差は歴然で、N150を搭載したミニPCはそもそもCinebench 2024のベンチマークテストの準備にすら非常に長い時間を要した。
Intel N100やIntel N150が出た当初は、第2世代Core プロセッサー・ファミリー(開発コード名:Sandy Bridge)といった古いPCからなかなか乗り換えられなかった人にお勧めできるくらいコストパフォーマンスに優れていた。しかし、それでも現代のPCと比べるとパフォーマンスは非常に低く、メインPCとして購入する分にはかなり厳しいものとなる。
一方で、M6 UltraはミドルレンジのゲーミングノートPCにも採用されるRyzen 5 7640HSを搭載しており、動作は非常に軽快だ。その高い処理能力により、CPU負荷の大きな作業も難なくこなせる。
続いてさまざまなアプリケーションを実行して総合的なパフォーマンスを測定できる「PCMark 10」を実行し、M6 Ultraの総合的な実力をより実利用環境に近い形で試してみた。結果は以下の通りだ。
<総合スコア>
<Essentials>
<Productivity>
<Digital Content Creation>
Cinebench 2024の結果からも容易に予測はついていたが、やはりM6 UltraのスコアはN150を搭載したミニPC比で驚異的なスコアを記録している。
もちろん、両モデルをコスト面で比べればこの結果は当然ではあるものの、安いからといってN150のようなローエンドモデルを普段使いのPCとして購入すると、自分が期待していたパフォーマンスとは大きく異なる結果になりかねない。普段使いのミニPCとして検討するのであれば、M6 Ultraのような上のモデルを購入すべきだろう。
続いて「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(FF14ベンチマーク)を用いて、M6 Ultraがゲームプレイにも耐えうるのかチェックしてみた。
なお、今回のテストではゲーム内解像度をフルHD(1920×1080ピクセル)に設定し、画質を「最高品質」「高品質(デスクトップPC)」「標準品質(デスクトップPC)」で、それぞれテストを実施した。結果は以下の通りだ。
Ryzenの内蔵グラフィックスといえば、Radeon 780Mに注目が集まりがちだが、下位モデルに当たるRadeon 760Mでもゲーム内の解像度設定をフルHD以下、画質設定を低い値に設定すれば、負荷が高くないゲームならば難なくプレイできることが分かる。
また、USB4ポートを搭載しているため、外付けGPUボックスを接続してグラフィックス性能を強化するという手も使えるなど、拡張性も悪くない。
記事掲載時点でAmazon.co.jpに在庫があるモデルの価格は16GB+512GB(メモリ+ストレージ)の組み合わせが6万6799円、16GB+1TBモデルが7万499円と、PCパーツ価格の高騰が落ち着くまでのつなぎとしては有力な選択肢といえるだろう。
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