新しいMacBookに採用された「Neo」という言葉。映画「マトリックス」や「ネオジオ」、あるいはポケモンカードなどを連想する方もいるだろう。このNeoの語源は、ギリシャ語で「新しい」「若い」を意味する「neos」に由来している。
一般的な英語の「New」との違いは、Neoには「既存の概念を新しい形で復活させる」「独自の解釈を加える」といった文脈が含まれる点にある。例えば、伝統的なデザインに最新技術を融合させた「ネオクラシック」という言葉がその好例だ。
つまりAppleは、全くのゼロから新作を開発したというよりも、「MacBookという伝統的なプロダクトを、現代のニーズに合わせて再定義した」というメッセージを込めて、この名称を選定したのではないかと想像する。
Appleの普及価格帯モデルといえば、iPhoneやApple Watchでおなじみの「SE」(Special Edition)が想起される。事前の予測でも、廉価版MacBookは「MacBook SE」として登場するのではないかという見方もあった。
しかし、従来のSEシリーズの系譜を振り返ると、その多くは「過去モデルのボディーを流用しつつ、最新チップを搭載することでコストパフォーマンスを高める」という手法が取られてきた。
対して、今回のMacBook Neoはどうだろうか。近年のMacBookの象徴でもあった画面上部のノッチは廃止され、13型のシンプルなディスプレイを採用。さらに、かつての「iBook」をほうふつとさせるホワイト系のキーボードや、ブラッシュ、シトラスといった極めて鮮やかなカラーバリエーションを展開している。
すなわち、MacBook Neoは単なる旧型の再利用ではないと受け取れる。過去の遺産を継承するSEではなく、全く新しいエントリーモデルとしてブランディングするために、あえてNeoという名を冠する必要があったと考えられる。
Apple、「MacBook Neo」発表 A18 Proチップ、本体4色に白キーボード、9万9800円から
Apple、M5搭載の新型「MacBook Air」発表 AI性能はM4比で4倍に、標準ストレージは512GBへ倍増
Apple、新チップ「M5 Pro/Max」発表 新開発の「Fusionアーキテクチャ」を搭載
M5 Pro/M5 Max搭載の新型「MacBook Pro」発表 AI性能は最大8倍に M5モデルは最小1TBストレージで27万9800円から
Apple、新型「Studio Display XDR」発表 ミニLEDで最大2000ニト、120Hz対応、Thunderbolt 5搭載Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.