本製品のもう1つの特徴として、詳細設定をOSDメニューではなく、Windows用のユーティリティー上で行うことが挙げられる。
本体右側面には3つの物理ボタンが搭載されているが、うち1つは電源ボタン、残り2つは明るさ調整のみで、一般的なモバイルディスプレイのようにOSDメニューの中から表示モードや入力先などを選択するといった機能はない。
本製品でこれらの設定を行うには、接続先のWindows PCに専用ユーティリティー「HP Display Center」をインストールし、PC側から操作する必要がある。
設定可能な項目は、明るさやコントラスト、シャープネスといった表示回りの項目の他、色の調整、入力ソースや解像度、電源関連の設定、これらの設定をインポート/エクスポートする項目も用意されている。本体側のOSDメニューではあまり見掛けない、分割表示のための項目も見られる。
こういった専用ユーティリティーはインストールの手間がかかることから敬遠する向きもあるが、本製品に関しては単に変更/調整を行うだけでなく、明るさの調整をキーボードからショートカットで行えるようになるという付加価値もあるので、インストールして使うだけのメリットはある。
ただし、PCへのインストールが必要ということはすなわち、毎回異なるPCと組み合わせるような使い方には向いていないことになる。この点は注意が必要だ。
以上ざっと使ってみたが、高い解像度や色域の広さなどの特徴を備えつつ、昨今のモバイルディスプレイのトレンドである縦置きやパワーパススルーにも対応するなど、ポテンシャルの高さを感じられる製品だ。
HDMIに非対応であることは好みが分かれそうだが、USB Type-Cさえあればよいというユーザーにとってはもともと不要なはずで、何ら問題ないという人の方が多いのではないだろうか。どちらかというとユーティリティーの項でも触れたように、基本的に1台のPCとのみ組み合わせて使用することが前提である点こそ、注意すべきポイントかもしれない。
実売価格は9万200円と高価だが、キャンペーン価格では4万5100円と半額になっている。保証期間が3年と長いなど価格に見合った価値はある。ボディーカラーが他にあまりないシルバーというのも、魅力に感じる人は多いのではないだろうか。
予算に折り合いがつくことが条件になるが、長く使えてよい品を探している人におすすめできる1台だ。
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