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» 2021年07月26日 17時00分 公開

14型でわずか640g! USB Type-Cのパススルー給電にも対応する「HP E14 G4」を試すモバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

日本HPの14型モバイルディスプレイ「HP E14 G4」は、2基のUSB Type-Cポートを使った電力のパススルー機能を備えたユニークな1台だ。実機を使って細かくチェックした。

[山口真弘,ITmedia]

 「HP E14 G4」は、日本HPの14型モバイルディスプレイだ。接続方法をUSB Type-Cのみに限定し、スタンド込みで約640gという、軽量なボディーを実現したのが大きな特徴となる。

 14型という画面サイズは、モバイルディスプレイとしてはあまりポピュラーではないものの、15.6型と13.3型のちょうど中間に位置し、持ち歩きから据え置きまで幅広く対応する万能タイプといっていい。今回はメーカーから実機を借用できたので、レビューをお届けする。なお、直販のHP DirectPlus価格は税込み4万1800円だが、随時開催されているキャンペーンを活用(原稿執筆時は2万8600円)したい。

HP E14 G4 日本HPの「HP E14 G4」。ボディーサイズは約321.4(幅)×210(奥行き)×4.5〜15.2(厚さ)mmだ

約640gと軽量でHDMIとスピーカーは非搭載

 まずは基本的な項目を見ていこう。パネルはIPS方式を採用しており、画面サイズは14型、解像度は1920×1080ドットとなっている。輝度は400ニト、コントラスト比は800:1、視野角は水平/垂直ともに178度、応答速度は5ms(Gray to Gray)だ。画面は非光沢で、タッチ操作には対応しない。

 ボディーはスタンドが一体化した構造で、持ち歩き時は背面に折りたたむ構造になっている。角度調整の自由度も高く、スタンドはボディーと同じ幅があるため、安定性も高い。

HP E14 G4 ベゼルはごくわずかな段差のあるタイプだ。タッチ操作には対応しない
HP E14 G4 スタンドを一体化した構造になっている
HP E14 G4 横から見た状態。スタイリッシュなデザインだ
HP E14 G4 角度は0〜78度で調整できる。自由度は高い
HP E14 G4 スタンドを折りたたんだ状態。上下でかなり厚みが違う

 本製品の大きな特徴として、USB Type-Cポートを2基搭載し、本体の両側面に1基ずつ配置していることが挙げられる。信号伝送と給電のどちらにも使えるUSB Type-Cポートを2基搭載しているだけでも珍しいのだが、本製品はそれを本体の両側に配置することで、配線の自由度を高めている。

 また、左右両側面にあるUSB Type-Cポートを同時に使うことで、本製品とPCをつないだ状態で、反対側にUSB充電器を接続し、本製品を経由してノートPCに給電する、いわゆるパススルー給電も行える。これについては後ほど詳しく見ていく。

 やや癖があるのがボディーの厚みだ。上部は約4.5mmと極薄だが、下部は最大15.2mmとかなりの厚みがある。もともとポートを搭載することで厚みがあるところにスタンドが加わるため、余計に厚みが増している格好だ。

 その一方で重量は公称値で640g(実測では633g)と軽量だ。13.3型よりも一回り大きい14型で、スタンドも一体化していることを考えると、軽さは突出している。持ち歩き用のポーチと合わせても実測739gに収まるので、出先での利用をメインに考えている人にとっては、大きなメリットになるだろう。

HP E14 G4 左側面にUSB Type-Cポートとメニュー操作用のボタンを搭載する
HP E14 G4 右側面にもUSB Type-Cポートを搭載する。その隣は電源ボタンだ
HP E14 G4 重量は実測633gと軽い。スタンドも含んでいることを考えるとなおさらだ

 一方で気をつけたいのは、スピーカーを内蔵せず、イヤフォンジャックも搭載しないことだ。つまり音声は全てPC側で聞くという割り切った仕様だ。これらは使い方に左右されるので、全く問題ないという人もいれば、やや致命的だという人もいるだろう。購入前に押さえておきたいポイントの1つだ。

 HDMI接続をサポートしないこともあり、付属のケーブルはUSB Type-Cケーブル1本のみという割り切った構成になる。ケーブル以外の付属品は、持ち歩き時に本体を保護するポーチ類だけという、シンプルイズベストのパッケージだ。

HP E14 G4 持ち歩き用のポーチが付属する
HP E14 G4 フリップを開いて入れる構造だ。不織布タイプで厚みはあまりない
HP E14 G4 このポーチと合わせても重量は739gと軽量だ
HP E14 G4 付属のケーブルはUSB Type-Cケーブル1本のみとなる

 続いて、OSDやインタフェースを見ていこう。

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