マウスコンピューターの「ProLite X1670HC」は、同社のiiyamaブランドで販売される15.6型のモバイルディスプレイだ。
接続方法をUSB Type-Cに限定したシンプル設計で、ユーザー登録を行うことにより5年もの長期保証が受けられる。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
まずはざっとスペックをチェックしておこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ピクセル、IPS方式のノングレア液晶を採用している。表示色は約1677万色、視野角は水平/垂直ともに170度、応答速度は6ms(GtoG)、輝度は220ニト、コントラスト比は標準で800:1となっている。タッチ入力には対応していない。
PCとの接続はUSB Type-Cのみとなっており、HDMIでの接続には対応しない。本体にはUSB Type-Cポートの他に給電用のmicroUSBポートがあり、電力が不足する場合はここに付属のUSBケーブルを接続して給電を行う。
本体背面にスタンドが内蔵されるため、下部が盛り上がった構造になっている。スタンドは幅が約27mm、全長が約78mmの短いタイプで、手軽に折りたためるものの、本体と等しい幅のスタンドが付属する製品と比べると、斜め奥方向に倒れやすいのはマイナス部分だ。ちなみに、スタンドは15度から35度の範囲で角度を調整できる。
ベゼルは段差があるタイプで、幅も太めだ。スタイリッシュなデザインの製品が増えつつあるモバイルディスプレイの中ではやや無骨なデザインという印象ではある。余談だが、以前紹介した日本エイサーの「PM161Qbu」とこれらの仕様が酷似しており、ハードウェアの供給元は同一と見られる。
スタンドが一体化していることもあり、重量は実測で939gとかなりヘビーだが、他社ではカバー兼用スタンド込みで1.5kg近くなる製品もあるので、トータルではむしろ軽量ということになる。なお実際に持ち歩く場合は、付属のキャリングソフトケースを使用することになり、こちらと合わせた重量は実測で1054gとなる。
付属品はUSB Type-Cケーブル、microUSB→USB Type-Aケーブルの他、前述のキャリングソフトケース、さらにスタートガイドなど一式が付属する。HDMIに対応しないぶん、構成は全体的にシンプルだ。
続いて、インタフェースを見ていこう。
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