これだけ処理能力が高いとなると、「バッテリー駆動時間が犠牲になっているのでは?」と思ってしまいがちだ。しかし、当のIntelは「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)のバッテリー駆動時間は長い」と主張している。
それは本当なのか――PCMark 10に内包されているバッテリーベンチマークテストの「Modern Office」シナリオでテストをしてみることにした。満充電から強制的に休止状態に入るまでの駆動時間は以下の通りとなった。
バッテリー容量(定格)は、Core Ultra X9 388Hを搭載するZenBook DUO(UX8407)は99Whと、Core Ultra 7 258Vを搭載するZenbook S 14(UX5406)の1.3倍弱の容量を備えている。一方で、ZenBook DUO(UX8407)は有機ELディスプレイを2基搭載しているため消費電力的には不利となる。
それでも、ZenBook DUO(UX8407)のバッテリー駆動時間はZenbook S 14(UX5406)の約1.36倍となった。不利な状況下にもかかわらず、バッテリーの容量が増えた分以上に駆動時間が伸びている。これは、Core Ultra X9 388H自体の消費電力の改善も効果によるものといえる。
今回のテスト結果の通り、Core Ultra X9 388Hは従来のIntel製モバイルCPUと比べても高性能でありながらも、消費電力を改善できていることが分かった。
今回試したZenBook DUO(UX8407)は、有機ELディスプレイを2基搭載する“変態仕様”ではあるが、パフォーマンスとモビリティーをきちんと両立できていることは素直に素晴らしいことだと思う。
Core Ultra X9 388Hを含むCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)は、タイル(チップレット)構造を取っているため、各種タイルの組み合わせでさまざまな形態のPCに最適なCPUを作りやすい。今後、ポータブルゲーミングPCを含めてさまざまなPCにおいて従来以上に高性能な製品が多数登場することが予想される。
今後の展開に、どうしても期待してしまうCPUだ。
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