ポータブルゲーミングPC市場において大きな存在感を放っていたのが、Intelの新世代ゲーミング特化型チップ「Arc G3 Extreme」をいち早く心臓部に据えた「Claw 8 EX AI+」だ。
Arc G3 Extremeは「Panther Lake」アーキテクチャをベースに、Pコア(Performance-core)をあえて2基に留めている点がユニークだ。Eコア(8基)および低消費電力Eコア(4基)を組み合わせた計14コア構成に抑えることで、12コアの「Xeコア」を備える内蔵GPU側へより多くの電力を割り振る設計を採用している。
TDPはバッテリー駆動時で25W、電源接続時で最大45Wに達し、これに伴い冷却ファンを大型化している。これによりサーマルキャパシティは前世代から5Wの引き上げに成功している。
実物を手に取ってみると、エルゴノミクスに基づいた設計変更により、従来モデル以上に手のひらへ馴染む感覚を覚えた。グリップ形状や背面テクスチャのブラッシュアップに加え、Dパッド下部へのメタルドームの採用によって、極めて小気味よいクリック感を実現している。
振動用には新たにリニアモーターが導入され、ゲーム内の微細な環境変化や地面の質感を、周波数の変化によってリアルに表現できるよう進化した。従来のポータブル機の一歩先を行く、圧倒的なゲームへの没入感を体験できそうだ。
スケルトン仕様の内部構造展示に目をやると、80Whの大容量バッテリーや全面刷新されたサーマルモジュールが、「Void Purple(虚無紫)」を纏った強固なボディーへ整然と高密度実装されている様子がうかがえた。
創立40周年を記念したモデルの中でも、フラグシップに位置するのが「Titan 18 HX Dragon Edition Draco Epic」だ。
Core Ultra 9 290HX PlusとRTX 5090 Laptop GPUという弩級のスペックを誇り、北天の「天龍座(Draco)」をモチーフにした威厳に満ちた意匠が施されている。金属エッチングと陽極酸化処理が施された気品あるボディーは、光の当たり方によってさまざまな表情を見せる芸術的な仕上がりだ。
また、高い芸術性を追求する「MSI Artisan Collection」の最新作として、ひときわ目を引いたのが「Prestige 14 Flip AI+ Vincent van Gogh Edition」だ。ゴッホの名作「星月夜」などをモチーフにした本機は、特殊なテクスチャ加工により、キャンバスに重ねられた油絵具のような立体的な凹凸を肌で感じることができる。
ダイナミックな絵画が広がる天板のみならず、パームレストにはゴッホが実弟に宛てた手紙の一節が精緻に刻印されている。それはもはやPCの枠を超え、一つの美術品と呼ぶにふさわしい崇高な佇まいを放っていた。
さらに会場では、人気アニメ『葬送のフリーレン』とコラボレーションしたグラフィックスカードや周辺機器も参考出展され、来場者の視線を集めていた。作中をイメージした白と紫の気品あるカラーリングが秀逸な出来栄えだが、版権管理の兼ね合いから、現時点で日本国内での発売予定はない。
デスクの上をスマートに整理! j5createのドッキングステーションとモジュラー式スタンドに注目
今度はゲームボーイ風! 7型液晶と操作ボタン付きドッキングステーション「Wokyis G7」を見てきた
台北で「AI Together」! PC&AIの見本市「COMPUTEX TAIPEI 2026」いよいよ開幕 一般公開日は最終日の5日
GIGABYTE、COMPUTEX 2026にて「AORUS GeForce RTX 50 INFINITY」シリーズの新モデルを公開Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.