同じくSwiftシリーズから登場した「Swift Spin 14 AI」は、360度回転ヒンジを備え、テントモードやタブレットモードへの変形が可能な14型の2-in-1ノートPCだ。
Wacom AES 2.0スタイラスペンにも対応しており、直感的な手書き入力やスケッチといったクリエイティブな作業を強力にサポートする。
本機は、プロセッサの異なる2つのモデルが用意されている。Intelモデルの最上位構成では「Intel Core Ultra 9」を搭載し、プラットフォーム全体で最大100TOPSという強力なAIパフォーマンスを実現する。マルチタスクをこなしながらでも最大26時間(動画再生時)という圧倒的なロングバッテリーも頼もしい。
一方、Snapdragonモデルの最上位構成では「Snapdragon X2 Elite」を搭載している。NPU単体で最大80TOPSのAI処理能力を持ち、最大23時間(動画再生時)のバッテリー駆動が可能だ。
ディスプレイは両モデル共通で、14型のWUXGA(1920×1200ピクセル)、120Hzのリフレッシュレートに対応している。用途や好みのプラットフォームに合わせて選ぶことができ、外出先での長時間作業にも頼もしい一台といえるだろう。
ゲーミングブランド「Predator」からは、Windows 11搭載の8型ハンドヘルドPC「Predator Atlas 8」が披露された。
本機の最大の特徴は、Intelが発表したばかりの携帯型ゲームPC向け新SoC「Intel Arc G3 Extreme」をいち早く搭載している点だ。
最大24GBのLPDDR5xメモリを搭載し、フルHD+(1920×1200)、120Hz(VRR対応)の8型ディスプレイ上で、滑らかなゲームプレイを実現するという。
現地ブースのデモ機では実際に「Forza Horizon 6」が試遊できた。
冷却性能にも力が入っており、ハンドヘルド機としては初となる厚さ約0.1mmの金属ブレードを89枚使用した「Predator AeroBladeファン」を採用しているという。
インタフェースは本体上部に集約されており、2基のThunderbolt 4ポートを備える。また、指紋認証に対応した電源ボタンや、磁気ホール効果を用いたアナログトリガーなど、PCゲーマーの痒い所に手が届く堅実な設計が光る。
背面の追加マクロボタンや、物理的に押し込みの深さを変更できるトリガーストップのスイッチなど、ハードウェアとしてのギミックも豊富だ。
もう一つ、ユニークな立ち位置のデバイスとして展示されていたのが「Nitro Blaze Link」だ。
こちらはPCゲームを本体で直接処理するのではなく、既存のゲーミングPCやネットワーク経由での「ストリーミングプレイ」に特化した7型(1920×1200ピクセル)のコンパニオンデバイスだ。Wi-Fi 6による低遅延通信に対応している。
ストリーミングに特化した恩恵は、約464gという軽さにも表れている。グリップ感の良いエルゴノミクスデザインと、デュアル2Wスピーカーの搭載により、自宅のベッドやソファなどで気軽にハイエンドゲームの続きを楽しめるため、ゲーマーのセカンドデバイスとして非常に魅力的な選択肢になりそうだ。
2026年のAcerブースは、AIを日常のタスクにどう落とし込むかという「実用性(Swiftシリーズ)」と、ゲーミング性能をいかに場所を選ばず発揮するかという「モビリティ(Predator/Nitroハンドヘルド)」の2つの軸が非常に明確だった。
特にMacBook Neoを意識したSwift Air 14の“ハードウェアだけでなくソフトウェアとの連携も含めた提案”や、「Predator Atlas 8」が示すIntelの新型ハンドヘルド向けSoCの実力は、今後のPC市場の新しい方向性を感じさせるものだった。
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