DJI初の360度カメラドローン「DJI Avata 360」実機レポ 多彩な8K空撮、これは“空飛ぶOsmo 360”だ(6/6 ページ)

» 2026年06月11日 12時00分 公開
[青山祐介ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5|6       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Avata 360はFPVドローンではなく360度カメラを搭載した空撮用ドローン

 DJI Avata 360はAvataというDJIのFPVドローンに与えられたシリーズ名を冠していることもあり、Avata 2のようなFPVドローンを知っているユーザーからは、「360度カメラを搭載したFPVドローンってどうなのよ?」といった期待が高かったといいます。確かにAvata 360には「簡単Acro(アクロ)」という機能がありますが、Avata 2のような「アクロモード」とは大きく異なります。

 一般的にアクロモードとは、一般の人がイメージするような手放しでもドローンが安定してホバリングするような自律安定機能のほとんどを停止させ、操縦者の操作で機体を安定させる飛行モードです。

 このモードでは機体を限界まで傾けることで速度を稼ぎ高機動を実現したり、操作次第で機体を反転させるといったことも可能です。しかしその操作は難しく、フリップやロールといった前後/左右方向の宙返りは、かなりの練度を求められます。

 しかし、Avata 360の簡単Acroモードではこうした宙返りを360度カメラの映像上で行い、ゴーグルを着けた操縦者にとってはあたかも機体がフリップしたように感じられますが、実際には機体は水平を保ったままです。このように、Avata 360はDJIの「Avata」シリーズにイメージされるような、高機動が可能なFPVドローンではないといえます。

 逆にシネモードがあるなど、他のDJIの小型空撮用ドローンに近く、どちらかというと360度カメラで空撮を楽しむのと同時に、360度全周を見渡せる疑似飛行体験ができる空撮用ドローンだといってもいいかもしれません。

 実際にカメラのセンサーには1型相当の専用正方形CMOSセンサーをおごっていたり、より撮影にこだわるユーザーに向けた動画の解像度が用意されていたりするなど、一般的に小型軽量を求められるがゆえに撮影機能やスペックについてはやや犠牲にされがちなFPVドローンに比べて、空撮用ドローンに勝るとも劣らないスペックが与えられています。

 何よりAvata 360のキャッチコピーとして「フラグシップ8K 360度ドローン」をうたっていることからも、そのコンセプトをよく表していると捉えていいのではないでしょうか。

photo
photo Goggles N3で見えるFPVビュー。画面中央付近を移動する白い○が、おおよその機体の進行方向を示しています
収録した動画は録画時の機首方向が記憶されており、編集時に画角を自在に変えることができます。またパノラマ動画のままYouTubeなどにアップロードすると、視聴者が視点を選んで楽しめます
前のページへ 1|2|3|4|5|6       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月10日 更新
  1. ワコム、Android液タブ「Wacom MovinkPad」シリーズを最大約4.8万円値上げ 9月25日から (2026年09月09日)
  2. 薄型化とカメラ強化が光る「Pixel 11 Pro Fold」徹底レビュー! Galaxy Z Foldとの比較で見えた“正統進化”の真価 (2026年09月09日)
  3. 天井照明一体型プロジェクター「Aladdin X3 Laser 4K」を試す 4K+3色レーザーで“本気の大画面シアター”に進化 (2026年09月09日)
  4. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  5. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  6. 4Kゲームプレイを低遅延で配信・録画できる「UGREEN 4K HDMI キャプチャーボード」がセールで30%オフの4199円に (2026年09月09日)
  7. Apple参入のうわさで沸く2026年 パイオニア・サムスンが魅せる「折りたたみスマホ」の現在地 (2026年09月09日)
  8. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  9. パナソニック、Fire TV搭載テレビにフルHD対応のエントリー32型/40型モデルを追加 (2026年09月09日)
  10. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー