筆者が参加したのは、Epson XaILabに会場を移した午後の部からだ。午前中の村田金箔の工場見学を終えた参加者たちは、熱気が冷めやらぬ面持ちで会場へ集まってきた。
Epson XaILabでのプログラムは、自己紹介、印刷女子(GWPj)の活動報告、Epson XaILab見学、ワークショップの4本立てだ。
印刷女子交流会は、四半期ごとに開催されてきたが、前回のタイミングはスキップとなったため、約半年ぶりの開催だという。8回目となる本イベントには、50名を超える参加者が集まり、過去最大規模の開催となった。
イベントの前半は1人1分という持ち時間での自己紹介タイムにあてられ、参加者全員のプロフィールを聞くことができた。
その中で分かったのは、参加者の属性が極めて多岐にわたるということだ。企業でいえば、エプソングループ各社、キヤノン、リコー、日本HP、京セラドキュメントソリューションズジャパン、小森コーポレーションといったPC周辺機器や印刷機の大企業から独自の技術を持つ中小印刷会社、業界メディアまでが参加していた。さらに、専門職大学やデジタルハリウッド大学などの学生の参加も見られた。
年齢や立場で見ると、新入社員、入社2年目という人から10代や20代の学生、そして経営を担うベテラン層まで幅広い層が参加した。
職種では商品企画、マーケティング、広報、システム営業、ソフトウェア開発設計、印刷オペレーター、さらには異業種からの転職者など、業界のあらゆるバリューチェーンを網羅する構成となっており、印刷女子コミュニティの懐の深さを垣間見た気がした。
開会にあたり、事務局メンバーのリコー 小林可奈さんと、全日本印刷工業組合連合会の関野里美さんが、オープニングのあいさつを行った。
小林さんは、印刷女子コミュニティについて「出会いや学び、共感のようなつながりを“力”に変えて、自分らしさの発見や持続可能な業界の未来創造、そして印刷業界をさらに外に開かれたものにして魅力を発信していくことを目的としている」と解説した。
「今日、お集まりの皆さんを見て分かるように、幅広い方に参加してもらえるのが特徴となっているし活動の歴史になっている。参加者からは、日常業務では接点を持たない異業種や異職種の人たちとの出会いがあり、新しい気付きや考え方に出会えたこと、また未来について前向きにディスカッションできたという声もいただけた。本交流会で、1つでも新しい気付きや出会いを持ち帰ってもらえればうれしい」(小林さん)
実家も印刷業を営んでいたという関野さんは、「印刷産業は、歴史上最も古い産業の1つだと思う」と語ってから、「企業という垣根を超えて交流を楽しんでもらいたい」と会の目的を語った。
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