では実際に使ってみよう。接続方式はHDMIもしくはUSB Type-Cで、USB Type-C端子は2基あるが、機能に違いはないのでどちらに接続しても問題ない。
さて本製品はMini LED採用による最大1000ニトという明るさが特徴だが、外部給電なしのUSB Type-Cケーブル1本による駆動では明るさを100%にできず、30%程度にまで制限される。これは消費電力を考えると致し方ない。後述するパススルー給電をうまく組み合わせて使う必要がある。
今回の試用機では、明るくし過ぎたことによる電力不足で再起動がかかると、起動画面→再起動がループする不具合が発生した。いったん外部電源をつないで正常起動したあと、後述のOSDメニューから「Reset」を選択するまでは、USB Type-Cケーブル1本では正常に表示できない状態に陥った。製品版では修正が入ると思われるが気になるポイントだ。
本製品独自の仕組みと言えるのが、取り外し可能な増設スタンドだ。本体と同じアルミ削り出しゆえスタイリッシュさが際立つこのスタンドだが、重量があって安定感は十分で、ジョイント構造でスタンドに継ぎ足しても十分な強度がある。
接続するPC側にユーティリティーを入れなくとも画面の自動回転に対応していることから、このスタンドと組み合わせることで、本体を持ち上げることなく、縦横の向きを手軽に切り替えられるようになる。この利便性の高さはなかなかのものだ。
その一方、高さ調節の機能を持たないため、この増設スタンドを使うと、ディスプレイの下には中途半端な空間ができてしまう。画面が横向きの場合は、ノートPCを手前に配置することもできるのだが(ただしかなり窮屈)、画面が縦向きの場合は、ディスプレイ下に10cm強の持て余してしまう空間ができる。せめて5cm程度であればよかったかもしれない。
タッチ操作についても触れておこう。本製品は指先でのタッチに加えて、付属のペンによる手書き入力にも対応する。筆圧検知は一般的な4096段階ではなく8192段階に対応することを売りとしている。
またiPadと組み合わせた場合は、本製品にiPadの画面を表示させ、それをペンで操作するという芸当も可能だ。ただし、拡張ディスプレイ機能を使ったセカンダリー表示の状態でペンを使おうとすると、ペン先と座標が微妙にずれるという問題が発生した。おそらく解像度の違いが原因だと思うが、今回の試用期間中には対処法が判明しなかった。
本製品はパワーパススルーにも対応している。本製品に最大出力100WのUSB PD充電器を接続したところ、ノートPCからは47Wの電源だと認識された。これだけの出力があればどのノートPCでも問題なく充電できるだろう。
前述のiPadとも、物理的な接続自体はケーブル1本で行えるが、外部からの電源供給が実質不可欠なだけに、このパワーパススルー機能に頼る機会は非常に多い。
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