OSDメニューについても見ていこう。OSDメニューは本体左奥にある物理ボタンで表示させたのち、タッチで操作を行う仕組みになっている。OSDメニューを表示するための操作は左手、タッチ操作は右手と、実質両手が必要になる格好だ。
ボタンが右側面にある一般的なモバイルディスプレイでは片手で済むので、このあたりに若干の違和感がなくはない。
一方でメインメニュー以下のUIはタッチ操作に最適化されており、ラベルは日本語化されているものの原則としてアイコンを見ながら操作することになる。一般的な階層構造を採用しており、直感的にも分かりやすい。明るさおよび音量の調整については、タッチではなく物理ボタンによる調整も可能だ。
以上のように、高性能でボディーはスタイリッシュ、なおかつ付属品などのオプションも豊富で、さらに5年という長期にわたるメーカー保証が付くのもメリットだ。
デザイン面でツッコミどころがあるとすれば、縦横どちらの向きでも使えることが売りにもかかわらず、下方向のベゼル幅がややあることだ。本製品のコンセプトからすると、上下のベゼル幅は均等にしておくべきだろう。随所にこだわりがみられるだけに、非常に惜しい印象だ。
そんな本製品でネックとなるのは価格で、実売価格は8万4980円(7月31日までは「早得20%OFF」で6万7984円)とタッチ対応であることを加味してもかなり高価で、ワイヤレス接続機能を備えたモバイルディスプレイに肩を並べるほどの価格だ。とはいえスタイリッシュさは魅力で、一度使ってしまうと、他社のモバイルディスプレイがチープに感じられてしまう。
本製品の姉妹モデルであるタッチ非対応の「TQ-160PW」は実売4万9980円(同じく3万9984円)と、本製品とはかなりの価格差がある。こちらをチョイスする手もあるが、タッチの有無以外に明るさやリフレッシュレートなどのスペックにも相違があるので、慎重な判断が必要だ。
ともあれ、モバイルディスプレイとしてはかなりの意欲作で、注目に値する存在なのは間違いないだろう。
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