iPhoneやiPad、Macなどのリースプログラム「Apple Upgrade」が米国でスタート/Bluetooth LEの新規格「Bluetooth High Data Throughput」が明らかに週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

» 2026年08月02日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

フロンティアAI企業の従業員が共同声明「Pacing the Frontier」を公開

 フロンティアAI企業の従業員有志は7月28日、共同声明「Pacing the Frontier」を専用のWebサイトで公開した。執筆時点での署名者は1310人に上る。

photo 米国政府主導でAI開発のペース調整を求める共同声明が公開された

 声明の要求は1文に絞られている。「自動化されたAI開発のフロンティアを意図的にペース調整するために必要な、技術的・ガバナンス的ツールを開発する国際的な取り組みを、米国政府が支援すること」を求めるという内容だ。

 背景として挙げられているのが、AI研究そのものの自動化だ。声明は、主要なAI企業が「AI研究の自動化に近づいている」と考えているとした上で、能力の開発が人間の理解や制御を超えて急速に加速するリスクが現実にあると指摘する。

 一方で、各企業と各国は競争圧力にさらされており、一方的に減速する判断は取りにくい。加えて、フロンティア全体の進み方を意図的に調整するための技術的・制度的な手段が、そもそも世界に存在しないとしている。

 署名者にはAnthropicのダリオ・アモデイCEO、OpenAIのチーフサイエンティストであるヤクブ・パホツキ氏、Google DeepMindの共同創業者であるシェーン・レッグ氏、Safe Superintelligenceのイリヤ・サツキバーCEO、Meta AIのチーフサイエンティストであるシェンジア・ジャオ氏といった各社の経営層/研究責任者が名を連ねる。

 Webサイトには個人の資格でのコメントも93件寄せられている。Thinking Machinesのジョン・シュルマン氏は「自動化されたAI研究が進歩を加速させる中で、協調の仕組みが必要になり得るという共通認識を作る助けになる」として署名した理由を説明し、米国政府の関与を待たずに各社が自主的に仕組みの設計を始めることにも期待を示した。

 署名はフロンティアAI企業の従業員に限られ、企業メールまたは在職証明による確認が必要となる。運営面では、独立系の非営利団体Guidelight AI StandardsとEncode AIが支援しているとのこと。

Anthropicが「Claude Opus 5」を発表

 Anthropicは7月24日、AIモデル「Claude Opus 5」を公開し、同日から全プラットフォームで提供を開始した。APIの価格は入力が100万トークンあたり5ドル、出力が同25ドルで、前世代のOpus 4.8と同額に据え置かれている。有料プラン「Claude Max」では標準モデルとなり、「Claude Pro」では最上位モデルとなる。

photo Anthropicが最新AIモデル「Claude Opus 5」を発表

 同社はOpus 5を、上位のFable 5に近い水準の性能を半額で提供するモデルと位置付けている。コーディング系のFrontier-Bench v0.1やナレッジワーク系のGDPval-AAで最高水準に達したとする一方、サイバーセキュリティ関連のタスクでは同社のMythos 5に及ばないとしている。

 なお、推論にかける計算量を「effort」設定で調整でき、性能とトークン消費のバランスを変えられる。標準の約2.5倍の速度で動作する「Fast mode」も、基本価格の2倍で用意される。

 安全性については、生物学研究と攻撃的サイバーセキュリティのいずれでもMythos 5を下回り、危険な用途につながる能力でフロンティアを更新してはいないと説明している。

 サイバー関連の制限は用途に応じて調整され、ソースコードの脆弱(ぜいじゃく)性発見は許可する一方、バイナリを対象としたスキャンやペネトレーションテスト、エクスプロイトの生成はブロックする。この分類器が介入する頻度は、Fable 5に比べて約85%少なくなる見込みだという。制限に触れたリクエストは、既定でOpus 4.8に振り替えられる。

 同時に、会話の途中でモデルが使えるツールを変更できる機能と、分類器で弾かれたAPIリクエストを別モデルへ自動的に回す機能が、いずれもβ版として提供される。

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2026年08月02日 更新
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