専用アクセサリーの進化にも注目してみましょう。こちらは「Foldable Selfie Stick Remote Kit」というリモコン付き自撮り棒です。先端にはレンズカバーらしきパーツが用意されていますが、伸ばした状態では保護ひもが届かない構造になっています。
スティックの中間部を180度回転させ、折りたたむことで初めてレンズを保護できる仕組みです。非常に合理的な設計で、バッグに入れて持ち運ぶ際もレンズ傷への不安を軽減してくれます。
リモコン部分は着脱が可能です。ジョイスティックを使ってプレビュー映像のアングルを操作できる点も、使い勝手の向上を大きく実感できる部分です。
定番の“見えない自撮り棒”と同様に、スティックを消し去った映像を撮影できます。執筆時点で価格は未定ですが、Insta360 X6での撮影体験をより快適にしてくれる魅力的なアイテムであることは間違いありません。
続いて画質チェックに移りましょう。ここでは360度全天球映像そのものではなく、4Kサイズで切り出した通常の動画ファイルで比較を行います。
個人的な癖もあり細部までじっくり検証したかったのですが、執筆時点で利用できたPC版アプリ「Insta360 Studio」が、Insta360 X6のスティッチング(前後2つのカメラ映像を合成して1つのデータにする作業)に未対応でした。そのため、今回はβ版のスマートフォンアプリから出力した映像をもとに画質を検証していきます。
2025年にInsta360 X5を試した際も、非常に完成度の高い360度全天球カメラだと感じました。しかし、Insta360 X6はそれをさらに大きく上回る進化を遂げています。
特筆すべきは白飛びの少なさです。映像を見比べると太陽の大きさが明確に異なります。白飛びして飽和している面積がInsta360 X6の方が明らかに狭く、ダイナミックレンジの広さを証明しています。全撮影モードで10-bit録画に対応したことで、微細な階調変化もしっかり描写できる表現力を備えました。
海面の描写にもご注目ください。Insta360 X5では明暗差の激しい境目にパープルフリンジが発生し、全体的に紫がかっています。超広角魚眼レンズの特性上、これまではある程度不可避と考えていましたが、Insta360 X6では光学性能の向上か処理の最適化により、紫の偽色がきれいに抑えられています。これは驚きますって、マジで。
ダイナミックレンジの広さは、暗所から明るい場所へ移動する場面でも白飛びを抑えられるメリットを生みます。コントラストが高く影がはっきりした画が好みという方も、Insta360 X6なら後から色みを調整できるデータ上の余裕(明暗のマージン)が大きいと捉えてみてください。そろそろ物欲が刺激されてきたのではないでしょうか。
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