Snapdragon X2 Elite搭載「Surface Laptop 13.8インチ」「Surface Pro 13インチ」は快適に使えるのか? パフォーマンスと互換性をチェックして分かったこと(1/3 ページ)

» 2026年08月18日 17時00分 公開
[すまさ,ITmedia]

 日本マイクロソフトが6月中旬から販売を開始した、Snapdragon X2 Elite搭載の「Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)」と「Surface Pro 13インチ(第12世代)」の16Bメモリ/512GB SSD構成を、短い時間だが借りて試す機会を得た。前回は両機種の外観的な特徴やカタログ記載のスペックを中心にチェックしてきた。

 今回は、実際に両機種を使いつつ、ベンチマークテストを行いその“実力”をチェックしていきたいと思う。最新のCopilot+ PC対応プレミアムPCとして、私たちの日常やビジネスの現場をどれだけ快適に変えてくれるのか――多角的に確かめてみよう。

Surfaceたち Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)のJade(左)と、Surface Pro 13(第12世代)のDune(右)の16GBメモリ/512GB SSD構成をレビューしていく

Webカメラには有意な性能差がある

 Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)と、Surface Pro 13インチ(第12世代)の画面側Webカメラ(インカメラ)は、共に顔認証(Windows Hello)と「Windows Studio Effects」によるNPUを生かしたエフェクト機能に対応する一方で、カメラの画素数や画角には一定の差がある。

 スペックの差は、実際に撮り比べてみるとよく分かる。

Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)

 Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)のWebカメラは1080p(フルHD/1920×1080ピクセル)撮影に対応するもので、相対する人が十分に入る標準的な画角を備える。

 1人でのWeb会議、あるいは省スペースでの作業時に背景の余計な映り込みを抑えたい場合にピッタリなカメラといえる。

Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)のインカメラ Windows標準の「カメラ」アプリで、Surface Laptop 13.8インチ(第8世代)のインカメラの映像を撮ったところ。1人でのWeb会議にピッタリな画角を備える

Surface Pro 13インチ(第12世代)

 一方で、Surface Pro 13インチ(第12世代)のインカメラは「超広角」をうたう通り、画角が結構広めだ。撮り比べると分かるが、背景の空間や周囲の様子まで広く画面内に収めることができる。1440p(WQHD/2560×1440ピクセル)撮影に対応するため、撮影解像度もより高い。

 解像度の高さと画角の広さは、Windows Studio Effectsにおける「自動フレーミング」(カメラが被写体を自動追尾して中央に配置する機能)を有効にした場合に効果を発揮する。プレゼン時や会話中に身体を少し左右に動かしたり、姿勢を変えたりしても画面から切れることなくスムーズに追尾してくれるのだ。

 複数人で画面の前に並んで会議に参加するシーンや、動きのあるWeb会議を行う機会が多いユーザーには、Surface Pro 13インチ(第12世代)のインカメラの方が扱いやすい。

Surface Pro 13インチのインカメラ Surface Pro 13インチのインカメラはより広角で、解像度も高い。この“余裕”はWindows Studio Effectsにおける「自動フレーミング」を使うと大きな差となって現れる

 デタッチャブル式2in1タブレットでもあるSurface Pro 13インチ(第12世代)には、背面側にもカメラ(アウトカメラ)を備えている。こちらは約1000画素センサーで、2160p(UHD/4K/3840×2160ピクセル)での撮影も可能だ。

 黒板やホワイトボードに書かれたものをメモ代わりに撮影するのはもちろん、食事や風景を撮影するなど多目的に利用できる。

食事 屋内の照明下で撮影した食事(つけ麺)。麺や具材の質感、タレのツヤ感も自然に描写できている
夕方の公園 夕方の公園と……
夕方の土手 夕方の土手を撮影。よく見るとノイズが目立つが、空のグラデーションや遊具の輪郭は破綻なく捉えられていることが分かる

 暗所や夜間の屋外など、光量が不足する環境では、センサーサイズの制限から暗部にノイズが乗りやすく、強いネオン看板や街灯の光に対してフレア(光の拡散)が発生する傾向が見られた。

 また、ハイエンドスマートフォンのような強力な光学手ブレ補正や「夜景モード」を備えているわけではないため、暗所での作品づくりや夜景撮影には向かない。

 先述の通り、メモ代わりの撮影や現場/資料の記録、QRコードの読み取りといった用途に適したカメラと考えればよい。

夜景 夜間の街灯下で撮影した作例。強い光源の周辺にフレアが発生し、暗部にはノイズが目立つ
カメラ アウトカメラには撮影用のライトを備えていない
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