XPPenブースでは、同社のペンタブレットの主要モデルが並び、来場者が描き心地を自由に体験できるようになっていた。特に大きな注目を集めていたのが、事前予告なく会場に展示された新型タブレット「Magic Pro 13」だ。本製品はドイツ・ベルリンで9月に開催された「IFA 2026」で初披露されたもので、TGS2026は日本初展示となる。
Magic Pro 13はPCに接続して使うだけでなく、単体動作も可能な“2in1”タイプの液晶ペンタブレットだ。PCのない環境でも、Android 16をプリインストールするドローイングパッドとして使える。
PCとの接続は、USB Type-Cケーブル1本で行える。ディスプレイは3K解像度/120Hz駆動で、滑らかな表示も可能だ。スタイラスペンは「X4 Smart Chip Stylus」を採用し、1万6834段階の筆圧検知に対応する。
HUIONブースでも幅広い製品群が展示されていたが、担当者が一番のお勧めとしてアピールしていたのが、PCに接続せず単体で動作するAndroid搭載タブレットだ。とりわけ大きく展示されていたのが「Kamvas Pad 12」である。こちらは日本でも発売済みで、直販価格は7万9980円となる。
ディスプレイは2400×1600ピクセル解像度/90Hz駆動の12.2型液晶を搭載しており、1万6384段階の筆圧検知対応の「PenTech 4.0」採用ペン(PW600C)が付属している。ガラスはアンチグレア加工と耐指紋加工が施されており、反射防止と滑らかな描き心地を両立している。
OSはAndroid 16をプリインストールしており、「CLIP STUDIO PAINT」や「ibisPaint」といったドローイングアプリはGoogle Playを通して入手可能だ。
プロセッサはMediaTek製の「Genio 720」、メモリは8GB、ストレージは256GBを備える。ストレージ容量が不安な場合は、microSDメモリーカードスロットを使って増設可能だ。バッテリーは8000mAhとなる。
細かい筆圧検知機能を備えつつも、8万円弱と比較的手に取りやすい価格が魅力といえる。
アプローチに若干違いがあるものの、XPPenもHUIONもAndroidベースで単体動作可能なペンタブレット(ドローイングパッド)を一押ししていたことが印象的だ。
ペンタブレットメーカーがTGSに出展する背景には、先述の通り「地方在住者との接点作り」「配信者やゲーム開発者への製品訴求」といった狙いもあるが、「まずは気軽に導入できる単体動作可能モデルはどうですか?」という提案をしていたともいえる。
PCに縛られないペンタブレットが、新たな潮流になりつつあることを感じ取れた。
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