日本通信は年内をめどに、WiMAXとドコモの3Gネットワークのデュアルデータ通信サービスを提供することを明らかにした。
このサービスを利用することで、WiMAXのサービスエリアではWiMAXに接続し、エリア外ではFOMAの3Gに接続するデータ通信を利用可能になる。
デュアルサービスを実現するためには、(1)2つのネットワークが1つのネットワークであるかのように統合的に使える(2)WiMAXと3Gを1つの統合的な料金プランで使用できる(3)対応端末の提供 といった課題がある。
日本通信は(1)については同社が開発しているマルチ・ネットワーク技術で対応できるとし、(2)については、すでに3GとWiFiのデュアルサービス「ドッチーカ」で統合的な料金プランを提供した実績があり、3GとWiMAXのデュアルサービスでも、WiMAXと3Gのどちらを使っても同一料金で分単位の利用が可能な料金プランなど、利用者に分かりやすい料金プランを提供できるとしている。
(3)については、WiMAX内蔵PCや3G内蔵PCが増えていることから、WiMAX内蔵PC向けには3G端末、3G内蔵PC向けにはWiMAX端末を提供する予定。デュアル・サービス開始時には、WiMAXと3Gを搭載した端末も登場している見込みで、こうした端末向けにもデュアルサービスを提供するという。
WiMAXと3Gサービスを組み合わせたサービスは、KDDIがWiMAXとWINを切り替えて使えるサービスを12月から提供する予定としている。
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