PHS活用の法人事例、MCPC award 2010のグランプリ候補に

» 2010年03月03日 15時23分 公開
[ITmedia]

 ウィルコムは3月3日、同社のPHS網を活用した事例がMCPC award 2010アワードのグランプリ候補に選ばれたと発表した。

 MCPC awardは、モバイルを活用したシステムを導入し、成果を上げている企業や団体・自治体を表彰するモバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)のイベント。3月3日にグランプリ候補の5つの事例が選定され、PHS網を活用した富士通のPC向けリモート消去システムが候補の1つとなった。

 グランプリについては3月19日に開催される「MCPC award 2010表彰式」で5社が事例のポイントを発表し、その後、最終審査を経て決定する。

 なお、MCPCは同日、特別賞4事例、奨励賞8事例も発表しており、PHSを活用したギアヌーヴと京王電鉄、ビー・アングルの事例が奨励賞に選ばれた。

PHS活用のグランプリ候補事例と奨励賞受賞事例
企業名 システム 概要
富士通 「CLEARSURE(クリアシュア)」によるリモート消去PCシステム ノート型PCに専用のPHS通信モジュールを搭載し、万一紛失・盗難に遭遇した場合には、遠隔から当該ノート型PCのHDD内の全データを消去したり、PCを起動させないようロックを指示することが可能
ギアヌーヴ 現場画像一括管理システム「GENBA.net」(ゲンバドットネット) 操作が簡便なデジタルカメラにウィルコムの通信カードを搭載することで、現場で撮影した画像を瞬時にサーバーに集約するASPシステム
京王電鉄 PHSワンボタン型SOSボタンを使った見守りシステム「シニアセキュリティサービス」 PHSワンボタン型SOSボタンとPHS電話機を用いて、高齢者向けの駆け付け型緊急通報・安否システムを展開
ビー・アングル スマートフォンによる店舗情報リアルタイムシステム 店頭の商品メンテナンスを定期的に行う「巡回請負業務」にスマートフォンを活用。モバイル入力でスピーディーな処理が可能になり、3年間のモバイル活用で取引が全国規模に拡大するなど、業績向上や業務効率化につながった


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