明治製菓がインフォテリアのコンテンツ作成・配信ソリューション「Handbook」のiPad版を採用した。Handbookのソリューションを通じて医薬情報担当者(MR)が携行するiPadに医薬品情報の配信を行うという。
Handbookは、iPhoneやiPad、Android端末に対応するカタログやマニュアルなどを作成/配信するためのソリューション。iPhone、iPad、Androidそれぞれの専用ビューワが用意され、本のような体裁のコンテンツを開くと目次にあたる一覧からコンテンツを選んで閲覧できる。コンテンツにはテキストだけでなく、動画や画像、クイズ、アンケートなども埋め込むことが可能だ。
これまで明治製菓では、モバイルPCを通じてMRに情報を提供していたが、10月にiPadを50台導入したことを契機にHandbookを採用。導入の決め手になったのは(1)本社の情報配信担当者がサーバにコンテンツを登録すれば、現場のMRがiPadで最新コンテンツを取得できるようになる (2)ダウンロード機能により、電波の届かないところでもコンテンツの閲覧ができるため、電波利用に制限のある病院内での利用に適している という2点だったとしている。
明治製菓は2011年1月から、全国76営業所に同システムの導入する計画で、1年以内を目処にすべてのMRにiPadを配布する予定だ。
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