携帯販売、スマートフォンがケータイ抜く――GfK調べ

» 2011年04月08日 20時20分 公開
[ITmedia]

 家電量販店の携帯電話販売で、スマートフォンの販売数量が全体の過半数に達した。POSデータ集計などによる市場動向調査を行うジーエフケーマーケティングサービスジャパンが4月7日、発表した。


photo 携帯電話とスマートフォン(表では多機能端末と記載)の数量構成比の推移

 同社の調べによると、4月第1週(3月28日から4月3日)にスマートフォンの数量構成比は50.1パーセントと初めて過半数に達した。2010年後半からAndroid端末の機種が増えていることに加え、3月にも注目モデルが発売され、販売台数が大幅に増加したという。今後も各社がスマートフォンのラインアップを拡充することで、引き続き構成比が高まるとみられる。

 また、3月第4週(3月21日から3月27日)の携帯電話全体の販売数量は、過去2年間で最高水準となった。スマートフォンだけでなく、スマートフォンに押され気味だった従来型携帯電話の販売も伸びたことが影響しているという。


photo 携帯電話全体の販売数量推移

 同社は、携帯電話全体の好調の背景に少なからず震災の影響があったと予想。災害時の通信機器の重要性が再認識され、バッテリー寿命が短くなっている端末の買い換えが促進されたとみている。また、TwitterやFacebookなどを通じて情報発信を行う機器としての有用性が認識されたことも、機種変更や買い増し需要を後押しすると同社は予想している。

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