世界携帯電話市場、スマートフォンの普及で20%拡大――IDC調査

» 2011年05月02日 07時17分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社IDCが4月28日(現地時間)に発表した世界携帯電話市場に関する調査結果によると、第1四半期(1〜3月)の世界出荷台数は、スマートフォンの急激な普及により、前年同期比19.8%増の3億7180万台だった。特に新興国市場でのスマートフォンの販売台数が伸びたという。

 台湾のHTCなどのスマートフォンメーカーが低価格帯の端末を提供し始めたことを反映し、日本を除くアジア太平洋地域、中東・アフリカ、中南米でのスマートフォン売り上げが拡大した。日本では東関東大震災の影響で、携帯の販売台数はIDCの予測を下回った。

 メーカー別の販売台数ランキングでは、順位は前期と変わらずフィンランドのNokiaがトップだが、シェアは前年同期比で5.5ポイント落とした。米国で2月から大手キャリアVerizonが販売を開始したiPhoneが好調な米Appleが販売台数を前年同期比114.9%伸ばし、中国のZTEから4位の座を奪還した。3位の韓国LG Electronicsは新興国市場でのフィーチャーフォン(非スマートフォン)の売り上げが落ち、販売台数が9.6%減となった。ZTEはAppleに逆転されたものの、販売台数の成長率は45.2%と好調の5位だった。

2011年第1四半期の世界携帯電話メーカートップ5(出荷台数ベース。単位:百万台)
順位 社名 1Q11出荷台数 1Q11市場シェア(%) 1Q10出荷台数 1Q10市場シェア(%) 出荷台数伸び率(%)
1 Nokia 108.5 29.2 107.8 34.7 0.6
2 Samsung 70.0 18.8 64.3 20.7 8.9
3 LG Electronics 24.5 6.6 27.1 8.7 -9.6
4 Apple 18.7 5.0 8.7 2.8 114.9
5 ZTE 15.1 4.1 10.4 3.3 45.2
その他 135 36.3 92.2 29.7 46.4
合計 371.8 100.0 310.5 100.0 19.8
(資料:IDC)

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