最高齢は98歳――60歳以上の利用者の94%が「iPadは楽しい」調査リポート

» 2011年06月24日 14時23分 公開
[ITmedia]
Photo 東京で開催された教室の様子

 インターリンクが、シルバー層向け無料iPad教室の様子を総括したサイトを公開した。

 同社は2010年6月20日に、「インターネットのある生活で、元気に100歳を超えよう」というコンセプトのもと、シルバー層をターゲットとする無料iPad教室を開始。2011年4月までに全12回が開催され、平均年齢72歳の合計204人が受講した。

 各講習では、ゲームや新聞の閲覧、地図検索、動画鑑賞、電子書籍の閲覧、電子メールとフォトフレーム使い方などを紹介。ゲームから講習を開始したことで、参加者のiPadへの抵抗感が薄れ、ピンチインやピンチアウトなどの操作になじむのも早かったという。最高齢受講者は98歳の男性で、電子書籍に強い興味を示した。

 授業で面白かった項目については、「新聞を見る」(23%)が最多となり、これに「ゲーム」「地図検索」がそれぞれ22%で続いている。新聞や電子書籍の閲覧に関しては、眼鏡なしで閲覧できることに驚いたり、「新聞を束ねなくていい」「本棚も不要」など好意的な感想が多かったが、他方で「電子書籍は日本国内の作品が少ない」との不満も多かった。

 受講者へのアンケートでは、94%の参加者が「楽しい」と答え、71%が「もっと使ってみたい」と回答した。休憩時間や講習終了後も多くの質問が寄せられ、特に購入方法や購入金額、月々の費用などの質問が目立ったという。

 なお、インターリンクは、シルバー向け無料iPad教室で利用した10台のうち、3台をNPO法人文化学習協同ネットワークに、1台を盛岡地域若者サポートステーションに寄贈した。

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