矢野経済研究所は7月26日、スマートフォン市場の調査結果を発表した。通信キャリアや携帯電話メーカーへのヒヤリングなどを基に、2010年度の出荷台数実績と今後の出荷台数予測をまとめた。
同社の調査によると、2010年度の国内市場のスマートフォン出荷台数は850万8000台だった。2009年度は217万5000台で、391.2%の成長を見せた。また、スマートフォンの導入に合わせて海外メーカーの進出が相次ぎ、全体の50.5%を占める429万台が海外メーカーのスマートフォンとなった。
2011年度の国内スマートフォン出荷台数は、前年度比250.5%の2131万台と予測する。通信キャリア各社がスマートフォンを主力製品と位置付けており、移動体通信端末の出荷台数の過半数がスマートフォンとなる見通し。
2010年の世界のスマートフォン出荷台数は2億9593万6000台。2009年は1億8955万4000台だった。欧米市場に加え、アジアや中南米の諸国で需要が急増した。2011年の出荷台数は、前年比163.4%の4億8374万3000万台の見込み。
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