会社を休みたい全ての人に贈るアプリ「休みの言い訳(会社用)」

» 2011年12月07日 10時00分 公開
[今西絢美,ITmedia]

 冬の到来を気温でしっかり感じるようになったこの季節、朝起きたら体調がすぐれないということもあるはず。社会人は体調管理も仕事のうちだが、どうしても休まざるを得ないときには欠勤や遅刻の連絡が欠かせない。そんなとき連絡をメールでする場合も多いと思うが、朦朧(もうろう)とした頭で失礼のない文章をしたためるのはいささか困難な時もある。そこで、頭を使わず簡単にメールの文面を作成できるAndroidアプリ「休みの言い訳(会社用)」の登場だ。

 このアプリを使うと、休みの理由やメールの雰囲気などを選択肢から選択するだけで、簡単に文章ができあがり、メールの文章として利用できる。早速使い方を紹介していこう。

 アプリを起動すると、最初に休みが「半休」か「全休」かを選ぶことになる。今回は、「風邪を引いたから今日は午後から出社する」というシチュエーションを想定して、文面を作成しよう。


photo アプリのインタフェースはいたってシンプル。難しい操作は不要だ
photo 休みの言い訳(会社用)

 最初に「半休」をタップすると、言い訳の種類を選択する画面になる。「病気」「ケガ」「私用」「大人の事情」という項目が用意されているので、「病気」にチェックをつけて「OK」をタップする。


photo 自分の状況にあった言い訳を選択しよう

 次に、病気の種類を選ぶ。働く現代人にありがちな病気が用意されているので、だいたいの場合は自分の状態に当てはまった文章が見つかるのではないか。また、病気だけでなく「体調不良」というぼんやりとした理由も用意されている。

photo 胃痛や花粉症など、現代人が悩まされている病気もある。生理痛など女性ならではの項目があるのも特徴的

 病気を設定したら、次は職場で何かあったときの対処法を設定できる。休むことになったからといって、仕事を人任せにしたくないという人は「電話してもらう」などを選択すると、連絡を受けた側の印象も変わるかもしれない。

photo 「あえてふれない」という項目もあったりする

 最後にメールの文面の雰囲気を選ぼう。「ていねいな感じ」「簡潔に」「フレンドリーに」「かなり低姿勢に」「ショートメール用」の5つのテイストが用意されている。メールを送る相手によって使い分けるようにしよう。

photo 上司だけでなく、同僚や部下など、相手に応じて文面を変えられるのが便利

 選択をすませると、条件に合わせた“言い訳文章”が生成される。内容を確認したら「OK」を押してトップ画面に戻り、「メールを起動」でメールアプリを選択しよう。アプリが立ち上がると、先ほど生成された文面が入力されたメール画面が出る。あとは、お好みで文面を修正するなどして、任意の宛先に送信すればいい。

photo 表示された文章は自動でコピーされている(写真=左)。メールアプリを立ち上げると、先ほどの文章が本文欄に入力される(写真=右)

 さて、ここまで読んでお気づきの方も多いと思うが、このアプリは「今日はズル休みがしたい」というときにも使えてしまう。そうした使い方を推奨するわけではないのだが、ズル休みの際に便利な機能として「過去の言い訳リスト」という機能も用意されている。自分がこれまでに作成した言い訳が表示されるので、同じ言い訳を繰り返さずにすみ、より巧妙に休みを演出をできる、というわけだ。

photo 同じ理由で休みすぎて「?」となってしまうのを防げる、ということ、なのかな……?

 筆者が使ってみて驚いたのが、休みの理由の1つ「おとなの事情」の中に「人生に疲弊」や「自分探し」という項目があったことだ。ちなみに下に掲載した写真(右側)は、その「自分探し」を選択したときの例文。自分で作っておきながら、「自分探しに半日しかいらんのかい!」と、思わずツッコミを入れてしまったのは言うまでもない。

photo 年末年始は「二日酔い」を理由にする人も多いはず。理由は見ているだけでも面白い(写真=左)。自分を見つめ直すために休みを取るだなんて、筆者は恐れ多くてメールを送れそうにない(写真=右)

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