ウソがホントに!? エイプリルフールネタ、あれこれ海外モバイルニュースピックアップ

» 2012年04月02日 10時00分 公開
[中野恵美子,ITmedia]

ここまでやるか!? Googleのエイプリルフールネタ

 4月1日にはあちこちでエイプリルフールのジョークが登場した。Googleは現在テスト中の自動走行する車両でNASCARのレースに参加すると発表Google Racingサイトまで作っている。

 GeekWireではさらに、8ビットのGoogle MapChrome Multitask Modeを紹介している。8ビットのGoogle Mapは3月31日に発表しておいて、4月1日に「エイプリルフールでした!」とアップデートする凝りよう。なお、Chrome Multitask Modeは、複数のカーソルで同時にWebをブラウズする機能で、大まじめな紹介ビデオもあって笑えるが、Microsoftの学校向け製品「MultiPoint Mouse」に非常によく似たアイディアだそうだ。

ウソがホントに!? エイプリルフールネタ、あれこれ

 エイプリルフールの冗談だったのに、実現してしまった例をIndependentが紹介している。エイプリルフール記事として、ひとひねりあって面白い。

 昨年、The Sunが掲載した“iPadを使うゴリラ”のエイプリルフール記事が数カ月後、これを読んだ米Milwaukee County ZooのスタッフによってオランウータンにiPadを与えるセッションになった例や、CNETが掲載した胎児向けソーシャルネットワーク「UltraSound」の記事が、胎児の動きをツイートとしてポストするベルト(お母さんのお腹に巻く)というアイデアに結びついた例などを紹介している。

 お勧めのエイプリルフールまとめ記事を紹介したPocket-lintも、2004年のエイプリルフールに「AppleがiPod用のモバイルフォンのアドオンをリリースする」というウソ記事を掲載。3年後、iPhoneが発表されたのだそうだ。

 “瓢箪から駒”といったように、奇想天外なジョークの中にこそ、将来へのアイデアがひそんでいるのかもしれない。というよりこの時期、ジョーク記事なのか本当なのか分からないものが多くて鬼門。ちょっと面白いガジェットをご紹介する予定だったが、Googleのように、3月中に掲載する例もあるだけに時期的に微妙なので、リンクだけしておきます。

Photo 冗談なのかホントなのか……

 今年のエイプリルフール記事のどれかも、近い将来、リアルになるかも?

Google Street Rooって!?

 Googleが「Google Street Roo」を発表したとnews.com.auが紹介している。GoogleはStreet Viewカーやトライクを駆使して「こんな所まで!」というStreet Viewを作成しているが、トライクでも入れないオーストラリアの奥地にカンガルーを送り込むという。

 カンガルー1000頭の頭にカメラを取りつけて撮影を行うもの。カメラはカンガルーに着せるジャケットのソーラーパネルで駆動し、GPSトラッカーも装備。これにより3年以内にはオーストラリア奥地の98%をGoogle Maps上でカバーするという。

 個人的に、エイプリルフール・ジョークで一番受けたのがこのネタでした。

海外のユニークなエイプリルフールネタを一挙紹介――Pocket-lint

 Pocket-lintもエイプリルフールのジョークをまとめている。Google Mapの8ビット版を紹介しているほか、好みの香りを選ぶと直接スマートフォンからデオドラントをスプレーできるLynx Sprayアプリ、プジョーによるドライバーの感情を反映して色を変えるクルマ、世界一小さなウルトラブック「Sony Vaio Q」、クルマを窃盗から守るナビゲーターHonda「Terii」(Siriではない)、たった2つのキー(とスペースバー)しかないGmail用アプリ「Gmail Tap」(モールス信号でテキストを入力する)、スマートフォンを衝撃から守るエアバッグの発動アプリなどなど、面白いアイデアがいっぱい。本気の紹介映像にも多数リンクしており、おススメのエイプリルフールまとめページだ。

Daily Mailオススメのエイプリルフールジョーク

 Daily Mailもエイプリルフールジョークを多数紹介。Webのない時代から「写真に語らせる」ワザを磨いてきたタブロイド紙だけに、見るだけで楽しめること請け合いだ。

エイプリルフールの人気ジョークビデオ10本

 Mashableは、エイプリルフール関連で人気の高いジョークビデオ10本を紹介している。モバイルと関係無いものが多いが、他の記事とはだぶっていない映像もあって楽しめるので、ご存じないモノがあればぜひ。

写真から年齢を判断して広告配信――そんな時代が来るかも

 オンラインにアップされた写真からその人の年齢を推測して、広告が配信されるのも時間の問題――。Technology Reviewがそんな記事を掲載している。実際、顔認識サービスを提供しているFace.comが、新たに写真から年齢を推測する機能を追加したそうだ。

 現在、さまざまなオンライン上の行動をもとにターゲット広告が提供され、時にはプライバシーの問題にもなっている。写真から性別やその時の感情を認識されるのはともかく、年齢を判定されるのは何となく抵抗を感じる人が多いのではないだろうか。

 デモサイトでは、自分の写真をアップロードして、どう判定されるかもチェックできるので試してみては? ページ下に表示された写真上にカーソルを置くと、性別や可能性のある年齢の幅、笑顔が本当かウソか、などの判定結果が表示される。

こんなこだわりオフィスはいかが?

 モバイルとは関係ないが、Tom's Styleがマニア向けオフィスを紹介している。これはいい! というものもあれば、「こんなんじゃ仕事に支障が……」というものもある。デザイナーサイトへのリンク(分かりにくい)が張られている場合もあるので、気に入ったデザインを見つけたらチェックしてみては?

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