資金調達サイト「Kickstarter」に、かなりの勢いで目標額に近付きつつある人気プロジェクトが登場した。Bluetoothでスマートフォンと接続し、通話やメールの着信などを知らせてくれる時計「cookoo」だ。
少し前にご紹介した「Pebble」が注目を集めるなど、スマートフォンと連動する時計は人気が高い。cookooが他のスマホ連動ウォッチと異なるのは、防水がシッカリしていることと、時計の盤面に表示されるアイコンにより、一目で端末の状況が分かる点だ。電話がかかってくれば受話器マーク、メールが届けば封筒マーク、チャットで声を掛けられれば吹き出しマークが現れる――といった具合。スマートフォンマークで充電のタイミングまで教えてくれる。表示はカスタマイズも可能だ。
iOSおよびAndroidデバイスに対応。「価格」は、早期申し込み者用の50ドル版はソールドアウトのため80ドルから。ブルーとホワイト版はそれぞれ100ドル。米国外への発送には15ドルが必要。なお、秋に予定されている店頭販売での小売価格は、ブラック版が99.95ドル、ブルーとホワイト版が129.95ドルなので、それほどお得感はないかもしれない。ちなみに、グリーンのラインが入ったKickstarterスペシャルエディション(200ドル)は、Kickstarterからしか予約できない。
この週末で、ぐっと目標額に近付いたcookoo。スマートフォンユーザーには、こうしたシンプルな使いやすさを好む人も多い、ということだろう。あなたはPebble派? それともcookoo派?
先日、情報管理の観点からIBMがSiriの社内使用を禁じていることをご紹介したが、iCloudも禁じているらしいとThe Next Webが報じた。
あるIBM社員の情報によれば、iPhone、iPad、iPod touchのユーザーは、IBMの内部ネットワークにアクセスする際、iCloudをオフにすることを求められているそうだ。
同社は最初にパスコードを入力しなければ、iPhone 4SでSiriにアクセスできないようにするよう求めており、The Next Webの情報提供者によれば、これはSiriを使用して機密データにアクセスすることを防止するための措置だという。
Android端末に対しては、社内利用の制限はiOS端末ほど厳しくなく、BlackBerry端末には制限が全くないそうだ。これは、セキュリティ管理ツールなどの企業向け運用ソリューションが用意されているかどうかなどの問題で、IBMが特にAppleに厳しい態度を取っているというわけではないという。
地下鉄でスマートフォンを盗まれた女性が、警察に届け出た後、帰宅してみると、自分のFacebookアカウントに泥棒と思われる人物の写真がアップロードされていた――そんな事件がワシントンで起こった。
ジャッキー・ウィリアムズさんが地下鉄に乗っている時、一人の男に膝の上のバッグをひったくられた。その後盗難届を出して帰宅してみると、自分のFacebookアカウントに見たことのない2人組の写真がアップロードされているのに気づいた。2人の男性の一方に見覚えがあり、どうやらその写真は、バッグの中に入っていたスマートフォンのFacebookアプリから、アップロードされたものらしいと気づいたという。
確実とは言い切れないが、ウィリアムズさんが警察に伝えた泥棒の特徴が、写真の一人と酷似していることからも、写真の男性の一方が犯人グループの一員である可能性は高い。その場合、間違って写真をアップロードしてしまったのか、一種の犯行宣言としてアップロードしたのかは不明だ。「信じられないくらい愚かな行為ね」(ウィリアムズさん)
ミュージシャンのウィル・アイ・アム氏が、BlackBerryでツイートしながら聖火リレーを走ったそうだ。地名のトーントンを「taurton」としつこくスペルミスしていたのはご愛敬(その後、正しいスペルに修正された)。
それにしても、いつでもどこでもツイートするという風潮は、どんな領域まで「進化」するのだろうか? 聖火リレーを超えるニュースが登場次第、ご紹介します。
エジンバラ大学の研究者たちが、人々が毎日、どのように過ごしているかをより良く理解するためのアプリを作成した。
「Daily Self」というAndroid向けアプリは、一日に2度、8日間にわたって、ユーザーにその時の気分をレーティングするよう促す。また、誰とどこにいて、何をしているかも入力してもらう。こうした調査により、我々の自意識が毎日、どのように変化するかが明らかになるという。
自我というものが変化することは既に分かっているが、ほとんどの調査はラボで行われていると、同大のアリソン・レントン博士は語っており、スマートフォンを利用して、日常生活の中で人々からデータ収集できる今回の調査に期待を寄せている。
Intelが所有者のパーソナリティを学習し、命じられる前にタスクを予測するスマートフォンを開発中だと、Daily Mailが報じている。
ロイターの報道ではむしろ、「スマートフォンは名前の割にスマートではない。購入した時と現在と、私に関する知識に変わりはないから」という、Intelの最高技術責任者Justin Rattner氏の言葉を紹介しており、実際のところ行われているのは、日々の生活をサポートする小型のウェアラブルコンピュータの開発だ。
この研究はIntel Collaborative Research Institute for Computational Intelligenceが、ハイファのTechnionおよびエルサレムのヘブライ大学の研究者とともに行われるもので、2014年か2015年には、ユーザーの行動を常に記録する小型デバイスが入手可能になるという。こうしたデバイスは、例えばユーザーがクルマのキーを家に置き忘れたらモバイル端末がそれを記憶し、翌週には家を出る前に、ユーザーにキーを忘れないようアドバイスする――といった機能を持つそうだ。
Justin Rattner氏によれば、5年以内にコンピュータは五感を持つようになり、10年後には1つのチップに、人間の脳のニューロン以上のトランジスタが乗るようになるだろうという。
スマートフォンなどからアクセスできるオーブン「iTotal Control Oven」を、The Registerが紹介している。
オーブンメーカー Agaの製品で、セルラー方式のモデムを内蔵し、Orangeの内蔵SIMを装備。スマートフォンやタブレットではアプリから、PCではWebポータルを通じてオーブンのコントロールが可能だ。
6月1日の発売で、価格はおよそ1万ポンド。さらにSIMカードの使用料も月額6ポンド必要。外出先からオーブンを点火できるのは便利だろうが、そのために1万ポンドも払える人は、自分で料理しないような気もするし、プロにも必要ない機能のように思われるが、いったどんな人が購入するのだろうか。
ニューヨーク・ジャイアンツがティファニーと協力し、第46回スーパーボウルの優勝を記念したARアプリを作成したことを、PSFKが紹介している。iOSおよびAndroid端末に対応する。
アプリを起動してカメラアイコンをクリックすると、スーパーボウルのリングを身に付けた写真などが撮れる。素晴らしい写真はGiants.comおよびニューヨーク・ジャイアンツのFacebookページに掲載されるそうだ。
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