資金調達サイト「Kickstarter」に登場したAndroid向けゲームコンソール「Ouya」が、24時間で320万ドルを突破するという快挙を成し遂げた。
同プロジェクトの目標額は95万ドルだったが、Kickstarterに登場して1日も経たないうちに2万5000人以上の購入希望者が集まり、目標の3倍以上の資金が集まった。そして現在は3万4000人以上の人が430万ドル以上「出資」している。
OuyaはTegra 3プロセッサ、1GバイトのRAM、8Gバイトのストレージ、HDMI端子を搭載しており、テレビに接続して使うことを目的としたコンソールだ。2つのアナログジョイスティック、十字キー、8つの動作設定ボタンも備え、Bluetooth 4.0、USB、Wi-Fiに対応する。
開発者によれば、高価なSDKのライセンスを購入することなく、自由にOUYAに対応するAndroidベースのゲームを開発できるという。超人気の製品だけに、OUYAで遊べるゲームがどれくらい登場するかが楽しみだ。
Ouyaほど爆発的な集まり方ではないが、短期間で資金を調達したKickstarterのプロジェクトがある。「Fenix ReadySet」というソーラーシステムだ。
12ボルトのシガーライターアダプタポート2つと、5ボルトのUSBポート2つを装備しており、スマートフォンはもちろん、電灯やラジオなど、さまざまなデバイスに通電できる。また、ReadySetへの充電法が複数用意されているのも面白い。ソーラーパネルが用意されているほか、風力タービン、自転車による発電などさまざまな方法が利用可能だ。
プロジェクトが成立したので販売は決まったが、今のところ出荷対象は米国のみ。Fenix Internationalのニュースレターに登録しておくと、米国外への出荷時に知らせてもらえるそうだ。Kickstarterでの価格は、申し込み時期によって異なるが、予定されている小売価格300ドルよりは安価に申し込める。
もう1つ、Kickstarterに登場した面白い商品をご紹介。プロジェクトが成立するかどうかは微妙だが、iPadのおんぶヒモ「TekSling」だ。
紹介映像を見ると分かるとおり、iPadを装着できる紐状のツール。使用しないときはメッセンジャーバッグのように斜めがけして、背中にiPadを背負う。使用する際には、ヒモを引っぱってiPadを胸の前に移動し、TekSlingからはずすが、命綱的なものがあるため完全には分離せず、取り落としても安心だ。
早期申し込み者は15ドルで入手できる。小売価格は30ドルを予定しているという。
USBメモリ付きのiPhone用ケース「ego USB Case」が登場した。
4Gバイト、8Gバイト、16Gバイトの3種類があり、ケースもUSBドライブもさまざまなカラーが用意されている。ライトグリーンのケースにブルーのUSBドライブ、といった具合に好みの組み合わせが選べる。ケースは18.45ドル、USBドライブは13.95ドルから。Amazon.comでは割引価格で購入できるが、カラーの組み合わせは限られている。
500人の美少女たちがiPadを掲げるミュージックビデオが登場した。オーストラリアのロックバンド「Abe & Tell」が、「This Man's Brighter Days」という楽曲のために制作したものだ。
実際のミュージックビデオが再生されるのはiPadの中で、デバイスを持っている少女達が次々に切り替わるという作り。このプロジェクトに参加したのは、シドニーの女性達だが、楽曲よりもキュートな笑顔の方が注目されてしまうかも。
iPhone 5の予約受付が中国で開始された。
Taobaoなどのサイトが、まだリリースされていない製品の注文を受け始めた、という話。モックアップ画像のほかスペックとされるものも掲載されてはいる。予約者がどの程度いるのか不明だが、詳細不明のまま「販売」が開始される商品というのも、珍しいのではないだろうか。
「Huawei」を正しく発音できますか?――そんな実験ビデオをHuawei Deviceが公開したとM.I.C. Gadgeが伝えている。
英語圏の人々はどう発音するのか? ニューヨークの人たちに発音してもらい、(大抵間違っているので)正しい読み方を教える、という試みをしている。社名と何の会社かを覚えてもらえるユニークな施策で、ビデオとしても楽しい。
本日の“モバイルとは関係ないですが”シリーズ。42年前に盗まれたクルマが、eBayで売られているのを発見した人がいるそうだ。
ボブ・ラッセルさんは42年前、アパートの前に停めておいた1967型のスポーツカー「Austin-Healey 3000」を盗まれてしまった。現在の奥さんとの2度目のデート直後のことだ。
ラッセルさんはその後、数十年にわたって盗まれた愛車を探し続けた。道行くHealeyには必ず目を光らせ、インターネットを使った調査も行ったところ、ついにeBayで愛車を発見。42年前に盗難届を出しており、クルマのキーなどを現在も保管していたことから、業者からの押収と輸送の費用1500ドルのみで、無事、愛車を取り戻すことができたそうだ。なにごともあきらめなければ、いつか報われる、という好例ではないだろうか。
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