Tescoのバーチャルストア、今度は空港ターミナルに登場海外モバイルニュースピックアップ

» 2012年08月08日 06時30分 公開
[中野恵美子,ITmedia]

スマホで注文できるTescoのバーチャルストア、英空港内にオープン

 Tescoが英国のガトウィック空港に、バーチャルストアを「オープン」した。

 同空港の北ターミナルにデジタル自動販売機が設置され、旅行客はiPhoneやAndroid端末で販売機のバーコードを読み取って注文する。販売機のタッチスクリーンに表示される品物は、旅行中に冷蔵庫に残しておけないような食品やトイレットペーパーなど、休暇後すぐに必要になるものが中心。もちろん、モバイル・アプリからは自動販売機に表示されないさまざまな商品を購入することもできるが、この「バーチャルストア」は、楽しい旅行から帰宅した時、快適に生活できるようにというコンセプトで設置されているのだとか。

 現在、ガトウィックの北ターミナルからは、毎日およそ3万人の人々が旅立っているが、フライトまでの待ち時間は1時間以上。出発前の時間つぶしにも最適で、なかなか好評を博している模様だ。今回は2週間のトライアルとなるが、成功すれば、Tescoは通勤客の多い場所などでも同様のサービスを展開する予定だ。

オオカミから羊を守るハイテク首輪

 スイスの科学者が、羊の群れがオオカミなどに襲われると、羊飼いにテキスト・メッセージを送信するシステムを開発する予定だという。

 スイスでは、オオカミが絶滅の危機から脱したことで、被害を受ける羊の数が増加しており、特に牧羊犬を飼う余裕のない小さな群れが攻撃を受けるケースが多い。同システムでは、心拍数を計測する首輪を羊に装着して利用して、より手軽に群れを守ることが可能だ。

 システムの考案者ジャン-マーク・ランドリー(Jean-Marc Landry)博士がテストを行ったところ、羊の心拍数はストレスを受けると通常の3倍になることが分かった。このように心拍数が上昇した状態が続いた場合、天敵の襲撃を受けていると判断し、首輪に埋め込まれたチップを起動してテキスト・メッセージを送信するという。

 最初の首輪は秋頃登場する予定だが、ランドリー博士によれば、メッセージを送信するのではなく、オオカミが嫌う化学薬品を噴射したり、騒音をたてる首輪も考えられるそうだ。システムのトライアルは2013年に予定されている。

中国人男性、AppleのFaceTimeを特許侵害で提訴

 中国・鎮江で先頃、AppleのFaceTimeが彼の特許を侵害しているとして、一人の男性が訴訟を起こした。鎮江の中級人民法院が7月31日に訴えを受理し、反応はまだ得られていないものの、すでにAppleに通知済みだという。

 リーさんというこの男性は、「音声ネットワーク・パーソナル・デジタル・アシスタント」技術に関する特許をとっていると主張。最近購入したiPhone 4SでFaceTime機能を使ってみて、自分の特許が侵害されていることに気づいたとしている。

 リー氏の弁護士によれば、氏は台湾のテクノロジー企業の技術者で、出張先から会社や家族、友人などに国際電話を掛けることが多いことから、ケータイにインターネット通話を実装するというアイディアを思いついたという。特許出願は2003年に行われ、当初はリー氏が所属していた企業のものとして登録されたが、その後、リー氏個人のものとなったそうだ。

 初の審問は来月行われる予定。

HP初のWindows 8タブレット?

 HPの初のWindows 8タブレットとおぼしきタブレットが、同社の広告に登場した。

 まだ正式には発表されていない端末で、ロゴの感じなどから、先週、同社の「Make it Matter」コマーシャルに登場した謎のタブレットと同一のものだと考えられている。今のところ、タブレットの背面しか見えない状態だが、数カ月前にリークしたWindows 8ベースのSlate 8ではないかと、もっぱらのウワサだが、果たして?

iPhoneも一緒に回せるDJ用ターンテーブル

 PhilipsがポータブルのiPhone用ターンテーブル「FWP3200D」を発売した。価格は299.99ポンド。

 上部の回転ドックに2台のiPhone、もしくはiPodを設置でき、デバイスのライブラリーから音楽をミックスしたり、スクラッチすることができる。充電も可能で、2インチのツイーターと5.25インチのウーファーを搭載している。

 iPhoneやiPodを回転させる必要があるのだろうか、と思ったりもするが、間違いなくDJ気分が味わえる、パーティに最適な製品と言えそうだ。

Photo FWP3200D

Apple Storeの裏側

 どこの国のApple Storeも、スッキリ、整然とした雰囲気で、以前ご紹介したように、時にはガラスが透明すぎてお客さんが激突してしまうほどだが、果たしてその裏側はどうなっているのだろうか?

 気にならない人にはどうでも良いような話題だが、ちょっとのぞいてみたいな、と興味を抱いている人には楽しい記事が登場した。ニューヨーク5番街やロンドン、コベントガーデンなどのApple Storeの裏側を紹介しており、ジーニアスたちの控室やスタッフの休憩室、倉庫などを豊富な写真で見学することができる。全体にクリーンで明るい雰囲気だ。

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