米IDC、タブレット出荷予測を上方修正――新製品ラッシュと需要の高まりを受け:調査リポート

» 2012年09月24日 13時56分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 調査会社の米IDCは9月19日、世界のタブレット端末出荷台数の最新予想を発表した。2012年の出荷台数については、需要の高まりを受けて当初の予想を上方修正し、1億1710万台とした。OS別シェアは、iPad(米Apple)の勢いが続くと見ているが、長期的には巻き返しを図るWindowsの影響を受けてiPadは微減し、Androidがシェアを減らすと予想している。

 同社はタブレット動向に関する最新調査報告書「Worldwide Quartely Tablet」において、当初1億740万台としていた予想出荷台数を約1000万台増やし、総出荷台数は1億1710万台に達するとの予想を打ち出した。上方修正の理由として、さらなる需要の高まりと、製品ラインアップの拡大を挙げている。同社アナリストのトム・メイネリ氏は「多くの地域で経済動向に対する懸念が続くなか、コンシューマーは引き続きタブレットを買うと予想される」とコメントしている。特に、年末商戦をはさむ第4四半期は需要が高まるとみる。

 IDCは2012年の出荷台数の上方修正に合わせて、2013年の予想出荷台数についても1億4280万台から1億6590万台に増やし、2016年の予想台数は2億6140万台としている。一方、電子書籍リーダーについては2012年上半期に不調だったことを受けて通年の予想出荷台数を下方修正し、2770万台から2360万台に変更している。

 OSシェアについては、2012年はiPadリードが続くと見ており、シェアは2011年の57.2%から2012年はさらに拡大し、60%に達すると予想する。しかし、市場はまだ固定されておらず、AndroidとWindowsのシェア拡大の余地は充分にあるとみる。

 Androidについては、「Nexus 7」「Amazon Kindle Fire」の最新版などの成功を挙げながらも、2012年通年のシェアは前年の38.9%からダウンし、35.3%と予測。

 Windowsについては、今回の調査から「Windows RT」「Windows 7」「Windows 8」をすべて“Windowsタブレット”として含むことになり、シェアは2011年の1%から2012年には4%に上昇するとみる。第4四半期中は、比較的高価に設定された価格やコンシューマー側の混乱からWindowsタブレットの出荷台数は限定的とみるが、長期的にはシェアを増やし、2016年には全体の11%を占めると予想している。

 2016年のiPadのシェアは58%、Androidのシェアは30.5%と予想していることから、IDCの予想ではWindowsの影響を受けるのは主としてAndroidといえそうだ。

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