イー・アクセスの上期決算は増収減益、ソフトバンクとの統合は前倒しで

» 2012年11月12日 21時15分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 ソフトバンクとの経営統合を控えたイー・アクセスが、11月12日に2012年度第2四半期の業績を発表した。売上高は前年同期比12%増の1085億円、営業利益は36%減の86億円で、増収減益という結果だった。

 モバイル事業は、高速通信サービス「EMOBILE LTE」に対応するモバイルWi-Fiルータ「Pocket WiFi LTE(GL04P)」の投入効果で契約数を伸ばし、売上高も前年同期比22.9%増の898億円に達した。しかし、競争環境が激化する中、顧客獲得手数料が増加したことや、自社販売チャネルの強化に伴う人件費、顧客を維持するための営業費用が増加したことから、営業利益は前年同期比46.4%減の30億円にとどまった。

9月末の累計契約数は426万に

 同社代表取締役社長のエリック・ガン氏は、モバイルサービスの具体的な数字について説明。9月末時点での累計契約数は426万となり、3月15日にサービスを開始したLTEサービスは6カ月で52万契約に達したという。2Q単独の純増数は1Qと同水準の12万で推移し、ARPU(ユーザー人あたりの月平均利用料)も1Qに比べて30円増の2710円となるなど回復傾向にある。ガン氏は「計画通りの進捗」と説明している。

 解約率については、2011年度3Qの1.54%をピークに減少傾向となり、1Qには1.45%まで改善されたが、2Qに1.53%と上昇している。ガン氏によれば、これは2011年に実施した音声端末向けキャンペーンの終了に伴う一時的な上昇であり、音声端末分の解約を除いたモバイルデータ通信の解約率は1.32%と低水準に収まっているという。

ソフトバンクとの統合は前倒しで

 イー・アクセスはソフトバンクと経営統合することで合意しており、ガン氏によると、統合は予定していたスケジュールより前倒しで進めるという。12月7日に開催予定の臨時株主総会を経て、12月26日に上場を廃止。2013年1月1日から株式交換の効力が発生する見込みとしている。

 ネットワークの相互利用の開始時期については、現在、タイムテーブルを相談しているところで、「来年(2013年)の3〜4月頃ではないか」とガン氏。「株式交換が終わった後にもっとオープンに話ができる」(同氏)としている。

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