北米タブレット市場のWebトラフィックシェア、「Kindle Fire」が躍進――iPadはゆるやかな減少傾向調査リポート

» 2013年02月06日 18時13分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 タブレット市場でのApple「iPad」(Apple)の独占に少しずつ変化の兆しが見えている。広告ネットワークのChitikaが行った最新のWebトラフィック調査では、これまで9割近くを占めていたiPadのシェアが減少し、「Kindle Fire」(Amazon)がシェアを伸ばした。数あるAndroidタブレットの中で、Kindleのリードが顕著になってきたようだ。

 調査は1月19日から8日間、米国とカナダにおける同社オンライン広告ネットワークにおけるWebトラフィックを調べたもの。iPadファミリーは依然、81%と高いシェアを獲得しているが、Kindle Fireファミリーもシェアが7.7%に達するなど急成長を遂げた。Samsungの「Galaxy」ファミリーはシェア3.9%で3位となり、以下、Googleの「Nexus」ファミリー(1.7%)、Barnes&Nobleの「Nook」(1.1%)と続いている。

 大差で2位となったものの、Kindle Fireの成長は目覚ましく、「年末商戦の後、Androidタブレット市場におけるkindle Fireの存在感が増している」とChitikaはコメントしている。

 なお、12月1日〜24日、12月25日〜27日の比較では、Kindle Fireが4.48%から7.51%と3.03ポイント増加。Galaxyは1.38ポイントアップの4.39%となり、iPadは86%から7.14ポイント減の78.86%だった。iPadはその後回復したが、ここ1カ月をみると80%台後半で推移してきたシェアは緩やかな減少傾向にある。Chitikaでは、「タブレット利用のシェアにおいて、クリスマスは1つの境界線になっている」とまとめている。

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