LTEの実効速度、スウェーデンがトップに――日本は9カ国中最下位調査リポート

» 2013年02月15日 15時48分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 現在世界約62カ国で提供がはじまっているLTE。高速通信や帯域利用の効率化などさまざまな特徴を備えるLTEだが、実際の速度はどの程度なのか――。電波状況に関する情報を収集するOpenSignalのデータによると、日本はLTE成熟市場である9カ国中最も遅いという、驚きの結果が出た。

 OpenSignalは基地局やWi-Fiアクセスポイントなど、無線通信の電波に関する情報を収集する企業。今回の調査は市場が成熟しており、カバーエリアが広いLTEネットワークを対象に、LTEの実効速度を測定。同社のAndroidアプリを使い、ユーザーのシグナル情報をベースに集計した。

 スウェーデン、香港、デンマーク、カナダ、オーストラリア、韓国、ドイツ、英国、日本の9カ国中、最も実効速度(下り)の平均が速かったのはスウェーデンで、速度は22.1Mbpsだった。最も遅かったのは7.1Mbpsの日本で、スウェーデンの3分の1にとどまった。同社の調査では、LTEの世界平均速度は10.4Mbps(下り)という。なお、スウェーデンは2009年末に世界で初めてLTEがスタートした市場。日本はその1年後となる2010年末にNTTドコモがサービスを開始した。

 こうした調査結果から、同じ標準ベースの通信方式であっても市場やキャリアによって速度に大きな開きがある、と同社はまとめている。

 調査ではほかにも、Wi-FiやHSPA+と比較してLTEの速度が優れていることや、遅延が改善されていることなども報告している。通信速度はWi-Fiが3.2Mbps、HSPA+は3.4Mbps(いずれも下り)であり、LTE(下り10.4Mbps)は約3倍速度が速いことになる。

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