容量市場メインオークションには、電源やDRなど以下の4つの区分から参加が可能である(※よって、「電源等」と呼んでいる)。
2022年度メインオークションにおける全国の応札容量は、合計17,618万kWであった。この内訳は図1のとおりであり、「安定電源」が約94%を占めている。
この全応札容量のうち、「安定電源」と「変動電源(単独)」の発電方式別の応札容量を見たものが図2であり、LNG火力が最多の7,238万kW(構成比43%)となっている。
なお「発動指令電源」は、年間12回の稼働を求めるリクワイアメントなどにより、通常の電源とは異なるため、メインオークションでは一定の応札上限容量が設けられている。2022年度メインオークションの上限は、全国H3需要の4%(636万kW)であったが、実際の応札容量は600万kWとなり、上限を超過することはなかった。
発動指令電源の応札容量は、初回の2020年度オークション以来、次第に増加している。
また応札容量17,618万kWのうち、16,271万kWが落札し、落札率は約92%であった。非落札容量1,346万kWの内訳は、安定電源(化石火力)が大半を占めており、40年以上の高経年火力が47%に達している。
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