エネルギー消費機器のDR ready要件を検討するにあたり、機器の本来用途を考えることは重要である。HP給湯機は、お湯の供給を目的とした機器であるため、給湯が必要なタイミングで、不便なく、需要家にお湯を供給できることは大前提であり、DRリソースとしての活用は、機器の本来用途を阻害しないことが条件となる。
図2のように、通常(深夜早朝)の沸き上げ時間を、単純に昼間にシフトして「上げDR」を行った場合、午前中など沸き上げが完了するまでの間は、必要なお湯を供給できない可能性が高まる。
給湯というHP給湯器の本来目的を損ねることなく、上げDRを実施するためには、両者を考慮した沸き上げ計画を事前に策定する必要がある。DRを加味した沸き上げ計画を立てる仕組みとしては、
などの方法が考えられる。
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