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» 2010年05月20日 10時30分 UPDATE

SugarSync日本語版オープン、「クラウドワーカーなら利用して」イーシーズCEO

5月20日、クラウド上でデータの同期・共有・バックアップするサービス「SugarSync」の日本語版がオープンした。SugarSyncのローラ・イーシーズCEOは、「英語版SugarSyncのユーザーのうち、8%が日本からのユーザーだった」という。

[鷹木創,Business Media 誠]

 5月20日、クラウド上でデータの同期・共有・バックアップするサービス「SugarSync」の日本語版がオープンした。容量2Gバイトで2台までのPCで同期できる無料版のほか、30Gバイト(月額4.99ドル/年額49.99ドル)〜250Gバイト(月額24.99ドル/年額249.99ドル)の有料版も用意した。Windows Vista/XP、Mac OS X 10.5以上で利用できる。またiPhoneやBlackberry、Androidなどの携帯電話でも英語版の利用が可能だ。Windows Mobile 5/6向けにはβ版を提供している。

同期フォルダの設定が自由度が高いSugarSync、ビジネス向けも

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 SugarSyncは、データの同期やバックアップをクラウドを通じて行うサービス。専用のクライアントソフトやWebインタフェースから複数のPCや携帯端末のデータを同期したり、保存したり、共有したりできる。フォルダへのアクセス権限やパスワードによる認証も設定可能だ。同様のサービスにDropboxがあるが、Dropboxが特定のフォルダに入れたファイル/フォルダのみを同期するのに対して、SugarSyncは同期するフォルダを自由に設定できるのが特徴だ。

 SugarSyncへのファイルのアップロードはメール添付でも可能だ。専用のメールアドレスにファイル添付したメールを送信するだけで、ファイルを同期できるようになっている。また、ファイル転送サービスのような利用も可能。共有フォルダの設定すれば、フォルダ全体を共有できるほか、「公開リンク」機能を利用することで個々のファイルのダウンロードリンクをメールなどにも記載可能。「Facebookへの公開」機能を利用すればSNS「Facebook」にワンクリックで写真も公開できる。

 中小企業での利用を想定したビジネス向けSugarSyncも公開。個人向けの全機能に加え、従業員ごとにストレージ限度を個別に設定できるほか、リミット手前でアラートを設定するなどの管理機能を強化した。無効なユーザーアカウントにアクセスし、データを取り出すことも可能で、退職した社員がPCを返却しなかった場合にも、SugarSyncで同期していたデータについては取り出せるという。セキュリティ面でもアップロード時はTLSで、SugarSyncのサーバ内ではAES(128bit)で暗号化を行う。また、現在は英語のみだが電話サポートも用意している。

 ビジネス向けの容量は100Gバイト(3ユーザーまで)〜。利用料は年額449.99ドル(月額49.99ドル)〜。30日間無料の体験版のほか、現在年額299.99ドル(月額29.99ドル)のキャンペーンプランも用意している。


クラウドワーカーがターゲット

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 SugarSyncのローラ・イーシーズCEOは、「英語版SugarSyncのユーザーのうち、8%が日本からのユーザーだった」という。「ユーザーの半数は仕事にSugarSyncを利用している。弁護士や会計士などのプロフェッショナルな職業が多く、書類そのものが作業成果物となっている人の利用が大半」

 米国では2009年11月に開始したというビジネス向けについても「新しいシステムを導入するとワークフローが変わり、現場が混乱することがあるが、SugarSyncであれば、これまでのフォルダの階層構造などを維持したままで問題ない。ワークフローを変更することなく利用できるので、生産性の向上に直結する」とアピール。すでにコンサルティングファームや会計事務所、大学などの教育機関をはじめとした数社で導入しているという。「シンプルなシステムなので、社内でIT部門を持っていないところの導入が多いようだ」

 「スマートフォンやネットブック、ノートPCなどのユーザーは、リッチなアプリケーションはローカルに、HDDを圧迫するデータはクラウドへという傾向があるようだ」とイーシーズCEO。同CEOは、クラウドを活用し、場所や端末に依存しないデータを利用するような働き方をする人、仕事と私生活のワークライフバランスを重視する人を「クラウドワーカー」と呼び、「SugarSyncer(SugarSyncユーザー)もまさにクラウドワーカーだ」と述べた。

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 なお、現在英語版のみiPhoneアプリだが、iPad/iPhone用ネイティブアプリの日本語版をまもなく提供する予定だという。Android版とBlackBerry版の日本語版アプリは2010年中に提供予定としている。

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