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» 2013年12月06日 11時00分 UPDATE

トップ3%の人の仕事のルール:毎日15分、1つのテーマを勉強する

トップ3%になれる人と、それ以外で終わる人を分けるのは、社会的地位や財産の多さだけではありません。教養があるかないかで大きな差があります。1つのテーマについて究めると、人生が楽しくなるのです。

[石原明,Business Media 誠]

集中連載「トップ3%の人の仕事のルール」について

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 本連載は、石原明著『トップ3%の人だけが知っている仕事のルール』(中経出版)から一部抜粋、編集しています。

トップ3%に入るような成功者は、少し違った基準で仕事をしています。その基準の多くは、細かいスキルや能力を伴うものではなく、仕事に対する姿勢やモノのとらえ方に関するものです。

ビジネスやプライベートに関係なく、人生において望んだ結果を得るために必要な知識や考え方の基準、さらにはお金の使い方や学習の方法まで、幅広い分野について「教訓=インストラクション」という形でまとめました。

「効率の悪さ」も利益につなげる。読むだけで最強のビジネスパーソンになれる50の法則を紹介。心を身軽にしポジティブな人生を送るための、珠玉の言葉と具体的な方法論を説いた1冊です。


毎日15分、1つのテーマを勉強する

 トップ3%になれる人と、それ以外で終わる人を分けるのは、社会的地位や財産の多さだけではありません。「教養」があるかないか。特に年を重ねてからは、これで大きく差がつきます。

 少し教養について説明しましょう。『広辞苑』によると、「単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、それによって個人が身につけた創造的な理解力や知識」となっています。

 難しい表現ですが、要するに仕事以外の分野で、その人がどれくらい自分を魅力的にするバックボーンをもっているか、ということです。

 それがあることによって、その人の仕事がさらに引き立ち、家族や友人とのコミュニケーションが円滑になります。人が知らない知識を披露することで自分を知ってもらい、相手との距離を縮めたりもできます。決して無理に押しつけてはいけません。

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 愛媛県・松山市に住む70歳代の女性は、全国の神社に鎮座している狛犬(こまいぬ)の研究をしていました。何十年もかけて全国の神社をめぐり、それぞれの特徴や製造された年代、製造方法、材質、大きさや形状などを研究していたそうです。

 すると、当時はこの女性より詳しい人がいなかったようで、狛犬について調査するために日本中の専門家を探していたNHKから、取材を受けることになったのです。

 以後、この女性は和歌や短歌、日本画についても同じように勉強していたこともあり、いまでは狛犬以外の分野でも執筆を頼まれるなど活躍されています。

1つのことを究めると人生が楽しくなる

 教養を身につける方法は、できるだけ若いうちに、たった1つのテーマでもいいから選ぶこと。そして、それについて10、20、30年と、長い時間をかけて勉強していくことです。

 ときには、見聞を広げるために自分より詳しい人に話を聞くために訪ねていってもいいでしょう。ただ、大事なことは、本を読むにしても資料を調べるにしても、必ず毎日15分ずつでもいいから勉強を続けることです。

 長い年月を積み上げていくことでしか教養ははぐくまれないのです。

 テーマを決めるときは、できればあまり人が関心をもっていない分野に注目するといいでしょう。普通の人が知らないようなことを勉強して深い知識や理解を持っていると、人生がより厚みのあるものになります。

 ただし忘れてはいけないのは、単に知識を深めるだけではなく、稚拙でもいいから自分なりの意見や感想を持つことです。そうして1つの分野で知識を深めると、それを中心としたさまざまな分野での知識の吸収にもつながっていきます。例えば、狛犬について調べていて、「昔は高麗(こま)の犬を狛犬と呼んでいた」「昔は宮中で使われていた」といった説があることを知り、自国の歴史を学ぶきっかけにもなるのです。

 若いうちから、こうしたことを少しずつでも意識してやっていくと、必ず一流の人間になれるのです。

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(トップ3%の人の仕事のルール=終わり)

著者プロフィール:

石原明(いしはら・あきら)

日本経営教育研究所代表、僖績経営理舎株式会社代表取締役。ヤマハ発動機(株)を経て、外資系教育会社代理店に入社。「セールス・マネージャー世界大賞」を受賞後、日本経営教育研究所を設立、経営コンサルタントとして独立。現在、中小企業から大企業まで、業種や企業の規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている

主な著書に『トップ3%の会社だけが知っている儲かるしくみ』(中経出版)、『営業マンは断ることを覚えなさい』(三笠書房)、『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』(サンマーク出版)などがある。


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