“働きバチ”からの脱却ディルバート(389)

自分の得意なことを仕事に生かしていく、これ自体は社会人としてよい取り組みですが、ウォーリーの場合はどうなんでしょうね。

» 2015年03月19日 08時00分 公開
[スコット・アダムス,ITmedia]
photo 職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」登場人物紹介

自分で自分の仕事を創り出していいですか?


よく人がやってるって聞いてまして


自分は何が得意かを考えて、それを基に仕事を生み出すんでしょう?


俺は“働きバチ”タイプより戦略的思想家タイプなもんで


会議に出席して戦略的なことを言うって仕事もありそうだ


もちろん、戦略的になるのに忙しいからメールの返事をしている時間なんかない


単にあまり作業を伴わない仕事を求めているように聞こえるが


自分の問題を解決できない戦略的思想家なんて信じます?


  


 なんか、ウォーリーの“へりくつ”がだんだん禅問答のように聞こえてきました……。

 ウォーリーと違って大多数のサラリーマンが自称する「働きバチ(worker bee)」にちなんで、beeを使った英語の表現をいくつか紹介しましょう。

 まず、何かをbee's kneesというと、「とびきり上等な人やもの」であることを指します。例えば“That sushi we had was bee's knees(あのお寿司は最高級だ)”。「蜂の膝」がこのような意味で使われている理由には諸説あるようですが、単に韻を踏んでいるだけとも言われています。

 また“have a bee in the bonnet”というと「帽子の中に蜂がいる」、つまり奇妙な考えに取りつかれること。例えば“She has a bee in her bonnet about throwing a birthday party for her pet dog on a cruiser.(彼女はペットの犬のためにクルーザーの上でバースデーパーティを催すという考えに取りつかれているんだ)”。さらにちょっと変わったところで、“the birds and the bees”と言うと、主に子供のための性教育のことを指します。“The father tried to teach his son about the birds and the bees(父親は息子に初歩的な性の知識を教えようとした)”と使います。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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