日本テレビ放送網は2月28日、米Hulu, LLCとHuluの日本市場向け事業の譲渡を受け、SVOD(Subscription Video On Demand:定額制動画配信)事業に参入すると発表した。Hulu, LLCが会社分割により今春設立する新会社を日本テレビが子会社化する。
新会社は、米Huluから「Hulu」のブランドやテクノロジーに関するライセンスを受け、Huluの日本における事業を継続。今後もハリウッドや日本の映画、ドラマ、アニメなど、既存の幅広いコンテンツをさらに強化するとともに、日本テレビの話題作や人気番組の“Hulu向け限定コンテンツ”配信などにより、作品ラインアップを充実させ、事業拡大を目指す。
「これまでHuluは、日本テレビのコンテンツを配信していなかった。既存のパートナーとの関係も継続・強化し、さらに幅広いコンテンツをお届けしたい」(フールージャパン)。
Huluは、2011年9月に日本市場向けのサービスを開始。インターネットに接続したテレビやPC、スマートフォン、タブレット、ゲーム機を通して映画やドラマが見放題となる「Hulu」を月額980円(税込)で提供している。コンテンツ・パートナーは約50社に増え、配信コンテンツは1万3000本以上。国内の会員数は、2013年の1年間で倍増するなど、好調に推移している。
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