ベンキューがプロジェクター新製品5モデルを投入、55型4Kディスプレイも展示:超巨大なAndroidタブレット……?

» 2015年11月18日 18時36分 公開
[ITmedia]

 ベンキュージャパンは11月18日、ホーム/ビジネス向けプロジェクターの新製品として5モデルを発表した。

 ホーム向けには、映像規格Rec.709に対応した「HT3050」と、コストパフォーマンス重視の「HT2050」を投入。いずれもDPL方式を採用し、画素数はフルHD(1920×1080ピクセル)。11月27日発売予定で、実売価格は順に15万4800円、13万3800円前後になる見込みだ。

 HT3050は、ITU-R(国際電気通信連合、無線通信部門)が策定した標準規格であるRec.709に対応しているのが特徴。デジタルテレビ放送やBlu-ray映像で基準となる色域、ガンマ値を再現できるため、コンテンツ制作者が意図する色で視聴できるという。また、新たに10ワット+10ワット出力のチャンバー型ステレオスピーカーを内蔵し、オーディオエンハンサー(Powerd by MaxxAudio)を搭載するなど音質にこだわったのもポイントだ。

フルHD対応DLPプロジェクター「HT3050」。予想実売価格は15万4800円

Rec.709に対応し、デジタルテレビ放送やBlu-rayコンテンツの映像ソースに忠実な色再現を可能にしたという。1台1台出荷前にキャリブレーションされている。写真は他社製プロジェクターとの比較で、右のHT3050がディスプレイの赤に近い色を再現できているのが分かる

 前述の通り、画素数は1920×1080ピクセルで、そのほかのスペックは、輝度が2000ルーメン、コントラスト比が1万5000:1。機構として上下10度の範囲(上下105度〜115度)で画面位置を移動できるレンズシフト機能を持つほか、3系統のHDMI 1.4aを備える(ただし、うち1つは本体カバー内にあるワイヤレスドングル用)。投影画面サイズは60型〜300型で、60型投影時の距離は約1.51〜1.97メートル。

光漏れを防ぐシャッターを装備。シャッター内にダイヤル式のレンズシフト機構を備える。前モデルはドライバで回すタイプだったので格段に調整しやすくなった

10ワット+10ワットのスピーカーを内蔵。映像入力インタフェースはHDMI 1.4a×3(うち2つはMHLに対応するが、1つは本体カバー内に搭載)、コンポーネント×1、コンポジット×1、アナログRGB×1

 下位モデルのHT2050は、主なスペックをHT3050を引き継ぐが、Rec.709に非対応でスピーカーは10ワットのシングル、HDMI入力は2系統になる。一方、輝度は2200ルーメンと明るい。ランプ寿命はHT3050とHT2050ともに約6000時間(SmartEco使用時)。

HT2050は13万3800円前後になる見込み

 もう1つ、ホーム/ビジネス両用の「TH670」もラインアップに加わっている。フルHDかつ輝度3000ルーメンというスペックが特徴で、もともと同スペックを持つビジネス向けモデルをホームユース向けに購入するユーザーが多かったことから新たに追加された。実売予想価格は9万4800円前後。

 映像入力インタフェースはHDMI 1.4a×1、コンポジット×1、アナログRGB×2とややビジネス寄りの仕様となっている。内蔵スピーカーの出力は10ワット×1。画面サイズは60型〜300型で、60型投影時の距離は1.98〜2.4メートル。

「TH670」はフルHD/3000ルーメンで10万円を切る価格が魅力

 ビジネス向けでは、現在同カテゴリで主流となっている3000ルーメンから4000ルーメンに引き上げた高輝度モデル2製品を投入している。

TH670(右)とMW705(左)の比較。フルHDに対してWXGAと解像度は低いが、輝度4000ルーメンの明るさが分かる

 WXGA(1280×800ピクセル)で4000ルーメンの「MW705」は、実売9万9800円と10万円を切っているのがポイント。コントラスト比は1万3000:1で、映像入力はHDMI×2、コンポジット×1、アナログRGB×1、Sビデオ×1。投影距離は60型で2〜2.2メートルとなっている。

 一方、上位モデルの「MH741」は、1920×1080ピクセルのフルHD表示に対応しつつ、明るさ4000ルーメンを実現。コントラスト比は1万:1で内蔵スピーカーは10ワットのモノラルになる。入力はHDMI×2、コンポジット×1、アナログRGB×1、Sビデオ×1。投影距離は60型で1.52〜1.97メートル。なお、背面に電源供給専用のUSBポートを備え、スティック型PCなどをHDMI入力に挿して、電源はプロジェクター本体から取るといった使い方も可能だ。実売予想価格は15万8000円。

「MW705」。実売予想価格は9万9800円前後

「MH741」はフルHDかつ4000ルーメンというスペックながらコンパクトなボディも目を引く。本体サイズは約314.2(幅)×116(奥行き)×216.3(高さ)ミリ、重量は約3.3キロ。標準でキャリングケースが付属する

 このほか新製品内覧会にはユニークなデジタルサイネージ向けディスプレイの試作機が参考展示されていた。

 55型サイズの4K UHD(3840×2160ピクセル)対応ディスプレイだが、説明員の話によればCortex-A7と8Gバイトストレージを搭載し、OSにカスタムのAndroidが動作するいわば“巨大なタブレット”。

 サイネージで表示するためのコンテンツ制作ソフトを付属し、パワーポイント資料を作るような感覚でデータを作成できるほか、データをUSBメモリに格納してディスプレイに挿すだけで自動的に再生したり、クラウド経由でサイネージに表示するデータを取得できる。

 ディスプレイにはユニークなIDが振られており、例えば全国1000店舗のデジタルサイネージの表示を一斉に変えたり、場所に応じて表示内容を変更するといったことがネットワーク越しに簡単に行えるという。ただし、データ形式は独自フォーマットで、PowerPointやPDFなどのファイルから変換する機能は現時点ではない。

 2016年1〜3月期に出荷される見込みで、価格は20万〜25万円くらいになりそうとのことだ。

4K UHD対応の55型ディスプレイ

20万円程度なら個人利用もありかも……

一見すると巨大なディスプレイだが、Androidを搭載するいわばタブレットでもある。PCを使わずにUSBメモリまたはネットワーク経由でコンテンツを表示できるの

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