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ソニーが仕掛ける謎のイベント「低音卓球」

» 2017年05月16日 10時38分 公開
[ITmedia]
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 渋谷駅からほど近い卓球バーで「低音卓球」というイベントが始まりました。卓球×低音とはよく分からない組み合わせですが、一体どのようなイベントなのでしょうか。さっそく見に行ってきました。

巨大な円筒形の卓球台

 会場に入ると、そこにはライトアップされた巨大な筒状の物体が……。なんとこれが卓球台です。これは難易度が高そう。

 卓球台は2つ並んでいて、その間にはDJブースが設けられていました。入口近くにはバーカウンターもあり、どうやらお酒を片手にDJによる重低音ミュージックを楽しめる、パーティーイベントのようです。しかも、重低音が筒状の卓球台で増幅され、「プレイヤーのさらなる高揚感を生み出す」。確かに「低音卓球」でした。

よく見ると巨大な「SRS-XB40」になっていました。筒状の卓球台が左右のスピーカーユニット、手前の網はサランネットです

 このイベントを仕掛けたのはソニー。泡にまみれて踊る音楽イベント「泡パ」など、“非日常を作る”をコンセプトに変なイベントを手がけているパーティークリエイター「アフロマンス」とタッグを組み、“EXTRA BASS”(エクストラベース)のワイヤレススピーカー、「SRS-XB40」のプロモーションとして企画しました。今回のコンセプトは、製品にちなんで「やばい、アガる。」となっています。

仕掛け人の野崎さん。左手のケガは「卓球のやり過ぎということにしておいてください」

 「新しいEXTRA BASSのコンセプトは“日常が変わる”です。ターゲットとなる若い人たちにどう訴えるか考えたとき、人気の卓球バーと掛け合わせたDJパーティーを考えました」とソニーマーケティングジャパン、プロダクツビジネス本部の野崎雄大さん。ちなみに円筒形の卓球台を使ったピンポンは海外では例があるものの、「おそらく日本では初」だそうです。

どこに跳ねるか分からない3Dピンポン

 低音卓球のルールは意外とシンプル。プレイヤーは筒の両端で対峙し、サーブは自陣に一度バウンドさせてから相手コートに落ちるようにします。打ち返す側は、何度バウンドしてもいいので、とにかく相手コートに戻せばOK。

 でも、ゆるいルールだからといって甘く見ると大変です。なにしろ360°使える円筒形の卓球台ですから、どこにバウンドするか予測不能。プレイヤーが慣れてくると、あえて天井方向に打つといったアクロバティックなプレイもできるようです。

低音卓球の楽しみ方

 会場には、SRS-XB40と1つ下のモデル「SRS-XB30」が20台ほど設置され、実際に音を出しています。最大10台のEXTRA BASSをBluetoothで同時に接続し、同じ音源を流せる「ワイヤレスパーティーチェーン」機能が大活躍……かと思いきや、遅延の問題で有線接続でした。

こちらは本物の「SRS-XB40」(手前)。左右にフルレンジスピーカーと2つのパッシブラジエーターを搭載。独自のDSP技術で低域を強調し、パワーあふれる重低音を実現しました
シリーズそろい踏み。アウトドアなどでも活躍します

 そしてSRS-XB40/XB30といえば、演出用のLEDライトも大きな特徴。今回のイベントでも前面のラインライトや振動板を白く彩るスピーカーライト、さらにまばゆく光るストロボフラッシュを使い、サイケデリックなライティング演出に一役買っていました。「パリピ仕様」の面目躍如です。

EXTRA BASSのヘッドフォンを試聴するスペースも設けられています

 15日夜に行われたイベントには報道関係者や若者が集まり、重低音が響き渡る中、卓球とDJプレイで盛り上がりました。こちらのイベント、21日(日)までの期間限定で開催されるようです。

普通の卓球台もありました

 会場は渋谷駅東口近くにある「渋谷卓球倶楽部」(EST渋谷東口会館9階)。10時から翌朝5時30分まで営業しているので、パリピを自認する方はもちろん、EXTRA BASSの新製品に興味のある方、そして終電を逃した方もチェックしてみてください。なお、料金は渋谷卓球倶楽部の通常営業時と同じです(卓球台1台30分で600〜900円)。

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