合併控えるAT&T Wireless、携帯加入者減

» 2004年04月21日 10時48分 公開
[ITmedia]

 米携帯電話キャリアのAT&T Wirelessは4月20日、第1四半期(1〜3月期)決算の正式発表を前に同四半期の携帯電話サービス加入者数とサービス収入を報告した。加入者数は、前期比で36万7000人もの減少に終わっている。サービス収入は高速データ通信とローミングサービスなどが貢献し、前年同期からほぼ横ばいの37億4600万ドル。

 AT&T Wirelessは、同業のCingular Wirelessによる買収に合意しており、買収は年内に完了する予定。しかし両社の合併をめぐっては、合併後にAT&T Wireless加入者の契約が変更されるのではないかといった懸念がある(同社は否定している)。

 同社は加入者数の減少について、ナンバーポータビリティ制の導入の影響や、10〜12月期に顧客サービス/間接流通システムに生じた問題の影響も引きずったと分析している。ただし、同社は加入者数の増減について、状況は1月より2月の方が良く、さらに3月にはプラスマイナスゼロに近付いたと説明している。

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