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» 2004年05月06日 13時11分 UPDATE

ケータイカメラ画質研究ラボ:“撮ることを楽しむ”ケータイの最右翼〜「D506i」 (1/3)

端末を閉じたまま横に構えて撮る“デジカメスタイル”が特徴のD50xシリーズ。その使い勝手をさらに進化させたのが「D506i」だ。コントラストが高くホワイトバランスを合わせにくい構図では少々つらいが、これらの差が出ない環境では、実にきれいな仕上がりを見せる。

[荻窪圭,ITmedia]

 もしかしたら、今までのカメラ付きケータイの中で、一番「デジカメ」機能に力を入れた端末かもしれない。もう、“ここまでやるか”というくらいカメラ機能が充実している。それが5月下旬に発売予定の三菱電機製端末「D506i」(4月27日の記事参照)だ。

 もともと「D505i」(2003年4月の記事参照)から“横撮り”を合言葉に、閉じた状態でカメラを横位置に持ち、背面のサブディスプレイを見ながら撮るというデジカメスタイルを標榜してきたが、D506iではそれがさらに進化している。

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 閉じた状態ではこのようなスタイルで撮影する。上面左から左右の矢印兼ズームボタン、メニュー/OKボタン(長押しするとピクチャーライト点灯)、ヘッドセット端子、backボタン、シャッターボタンという構成。ボディもにぎりやすくて使い勝手がいい
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 ヒンジ部(レンズの横あたり)にマクロと通常モードの切り替えスイッチがある。マクロモードが必要なのは至近距離だけで、たいていの場合は通常モードで撮影可能だ

サブディスプレイは、大型の1.5インチ

 D506iは、「D505i」や「D505iS」(2003年10月の記事参照)と同様、ヒンジ部にカメラが付いている。端末を閉じるとヒンジ部のカメラが回転して底面側に現れ、サブディスプレイを見ながらデジカメスタイルで撮影できる。開いていればレンズが自分の側に向くので自分撮りに使えるというスタイルだ。

 カメラ部はD505iSと同じで、パンフォーカスのFUJINONレンズに100万画素のスーパーCCDハニカムという構成。富士写真フイルムが開発したスーパーCCDハニカムはCCD上の画素が斜めに並んでおり、有効画素数の2倍の画像を生成できる(2002年7月の記事参照)。D506iは、CCDが100万画素なので約200万画素、具体的には2Mピクセルモードで1224×1632ピクセルの写真が撮れる。

 その他の画像サイズは、デジカメの2Mサイズに合わせた1200×1600(UXGA)、130万画素相当の960×1280(SXGA)、35万画素相当の480×640のVGA、壁紙サイズの240×320(QVGA)、さらにiショット(L)とiショット(S)と多彩だ。

 前モデルのデジカメスタイルの撮影は、カメラとしては便利だが、サブディスプレイをファインダーとして使うため、どうしても見づらいという欠点があった。そこでD506iではサブディスプレイを1.5インチと大型化。解像度こそ120×160ピクセルだが、大きくなった分格段に見やすくなったのは非常にうれしい。撮っていて気分が違う。

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 サブディスプレイは1.5インチと大きめで撮影時に便利。被写体はフルスクリーンで表示され、プロモードの場合には、カメラモード、画像サイズ、明るさやコントラストの補正、ホワイトバランスなどが表示される。シンプルモードでは下段の細かい情報表示はなくなる

 側面(「横撮り」時は上面)のボタンも5つに増え、細かいメニュー操作もサブディスプレイを見ながらできるようになった。ボタンの数が限られるので使いやすいとは言い難いが、前モデルのように、細かい設定をしたいときにいちいち開いてメインディスプレイで行うのに比べたら格段の進歩だ。

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 menuボタンを押すとサブディスプレイでもしっかりしたメニューが表示されるのがうれしい。ただプロモードだと「撮影モード」が次ページになるのでちょっと面倒

 デジカメ機能の豊富さはもう本職デジカメなみ。特に印刷面ではエプソン独自の「PrintImageMatchingII」や標準規格の「ExifPrint」「DPOF」に対応しており、印刷を意識した設計になっている。

 注目すべきは超豊富な撮影モードだ。フルオートを含めて24種も用意されているのはすごい。露出関係のモードとして、感度アップや超感度アップ、逆光補正などがあり、シーン関係のモードとして風景や夜景、さらにペットやスポーツやグルメ、特殊エフェクト系として美白や日焼け、絵画というものあり、モノクロ系の白黒、セピア、青、赤、緑も揃っている。

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 撮影モードを選択すると、左右のキーでモードとその結果をプレビューしながら選べる
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