“撮ることを楽しむ”ケータイの最右翼〜「D506i」ケータイカメラ画質研究ラボ(2/3 ページ)

» 2004年05月06日 13時11分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 撮影メニューもプロモードとシンプルモードの2つが用意されている。シンプルモードでは明るさ、コントラスト、シャープネス、ホワイトバランスが隠されて使えなくなるのだ。普段はシンプルモードにして細かい操作は撮影モードの切替で行うのが楽しいだろう。下手な初心者向けデジカメより充実した設定項目だ。

 カメラとして使うときの操作も改善されている。横撮りの状態では、レンズカバーをシャッと開くと自動的にカメラモードになり、カバーを閉じるとカメラモードが終了する(ただし、メニュー操作時やデータ書き込み時に閉じてもダメ)。これはいい。しかもシャッターボタンの位置もなかなか押しやすい位置にある。

 底面のレンズカバーの開閉がそのままカメラモードのオン/オフと連動している。レンズカバーを閉めたままでカメラモードにすると(メニューから、あるいはカメラボタン長押しで可能)「レンズカバーを開けてください」と警告が出る。レンズの下に小さいが明るいピクチャーライトが付いている

 側面のボタンはヘッドセット端子の左側に3つ(左、右、メニュー/OK)、右側に2つ(Back、シャッター)あり、左手で左側の3つのボタンを操作して機能を変更する。

 開いた状態では、方向キーの上がカメラモードの起動に割り当てられている。起動はそこそこ迅速だが、撮影データの記録には少々時間がかかる。128MバイトのメモリースティックDuoにFine画質で記録する場合、2Mピクセルモードでは撮影からデータ記録完了まで約9.5秒かかった。ただ画像サイズを落としていくと、UXGAでは8秒、SXGAでは5.5秒、VGAでは3秒と記録時間は短くなっていく。

屋外で撮影

 まずは晴天下の屋外で、恒例の黄色い象のすべり台を撮影した。比較対象として、200万画素単焦点パンフォーカスデジカメのカシオ計算機の「EXILIM S20」で撮影した画像を用意した。

 晴天下で象のすべり台を撮影。左がD506i、右がEXILIM S20

 D506iは全体に青すぎるかなとも思うが、それはオートホワイトバランスの問題だろう。ディテールもちょっとあまく全体にメリハリが欲しいところ。でも色はしっかり出ている。

 あずまやの写真。左がD506i、右がEXILIM S20

 こちらはあずまやの写真。今度は逆にEXILIMのほうが青みが強く出た。D506iの絵はやはりディテールの描写力に難はあるが、色のバランスはなかなかいい。

 続いてマクロ撮影の例を見てみよう。

 D506iでマクロ撮影

 ヒンジ部にあるスイッチをマクロモードに切り替えて撮った写真だが、これはなかなかいいデキ。色もリアルに出ていて雰囲気もしっかりある。

 以上は「フルオート」での撮影。次はD506iの特徴である豊富な撮影モードを使っていくつか撮ってみよう。

 逆光補正で撮影

 これはシーンモードの「逆光補正」を使って撮影した作例。こういうカットの場合、どうしても空が明るくて肝心の花が逆光気味になるので暗く写るが、「逆光補正」を使えばそれだけで明るく撮れる。手作業で「明るさ補正」をかけてもいいが、シーンモードで一発でセットできるならそれにこしたことはない。おかげできれいなピンクになった。

 左がフルオートモード、右が風景モードで撮影

 次はフルオートと風景モードだ。フルオートでは色にキレがないが、風景モードにしたことでホワイトバランスが太陽光に固定される。色のバランスがよくなり、彩度も上がって鮮やかになっている。彩度が上がった分ディテールのノイズも目立つしディテールはぼやけているが、こういう鮮やかさはいい線だと思う。

 ペットモードで撮影

 これは「ペット」モードを使って撮った小鳥。ペットはよく動き回るので、増感してシャッタースピードを上げる設定になっているようだ。しかし暗い鳥かごの中とはいえ、ちょっとノイズが出すぎ。ペットモードやスポーツモードはノイズとの兼ね合いで使うかどうかを考えたほうがよさそうだ。

 ベンチを撮影して歪みをチェック。周辺部にわずかな湾曲が見られるが、ほとんど気にならない。レンズとしてはかなりしっかり作られているようでこれなら安心して使える

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